子どもと家族と私とわたし
~ ガマンは誰も救わない ~
みなさん、こんにちは。
21世紀型子育てProject主宰、ふぁみりあすのあゆみんです。
梅の花がほころび始めて、冬の寒さに身をふるわせることのないままに、春がやってきてしまったようですね。
三連休、梅を見に出かけた方もいらっしゃるのではないかと思います。
そんな三連休の初日、私はまさかの腰痛に見舞われて、「おばあちゃんみたいな歩き方だね」と子どもたちに笑われながら過ごしました(泣)。そんなことを言いながらも、重たい荷物を運んだり、掃除をしてくれたりと動いてくれる家族には感謝なのですけどね。
連休ラストの月曜日に飛び込んだ鍼灸院のおかげで、なんとか身体をまっすぐにして立てるようにはなりましたけれど、まだまだ痛みは引かずです。
子育て中って、身体が悲鳴を上げていても無理しちゃうことって多いですよね。でも、親仕事は身体が資本! ガマンして良いことなんて何もないと、今回身をもって味わいました。
治すのも大変になるし、家族には迷惑かけるし、ガマンしていいことなんて一つもありませんでした。
・・・・・・と言ってもガマンしちゃうのがママだったりもするんですよね。私もそうだから、よく分かります。でも、今だからこそ声を大にして言います。
「ママは自分の身体メンテをちゃんとすべし!!」
1. 知っていますか、ママのケガと病気のこと
2. 休むことは「善」である!
小さなお子さんを育てているママは、病気やケガと常に隣り合わせ。子どもが病気になった時の感染リスクはもちろんですが、産後間もないころはホルモンバランスが乱れているために、思いもよらない病気になることもあるんです。
「これくらい大丈夫」と、以前のようなつもりで動くのはとっても危険。
幼児期までのお子さんを育てているママに気をつけてほしい病気・ケガにはこんなものがあります。
子どもが小さいうちは、保育園や幼稚園で感染症にかかることが多いですね。そのため、ママも子どもから感染を受ける可能性があります。
今の時期はインフルエンザが主ですが、胃腸風邪、ノロウィルスなども要注意です。ひとたび家庭内感染が起こると、通常モードに戻るまでの家の中はカオス。消毒セットやマスクなどの用意で大人の感染リスクを減らしましょう。
抱っこ、おんぶ、重たい洗濯物や買い物品などで、ママの身体は昼夜を問わず負担がかかっています。特に、赤ちゃんを抱っこしての授乳や、10kgを超えるお子さんを抱っこしての移動は、腰痛や肩こりの原因となることがあります。
長男が9カ月のころ、うっかりぎっくり腰になってしまったんです。あまりの痛さに近所の鍼灸院さんに駆け込んだんですね。そこで言われたのが、
「とにかく重いもの持たないで、安静にしてて」
思わず「9カ月の子がいるんです!」って訴えたら、先生が「あっ……」って絶句。その後、絞り出すように「がんばってください」って言われたんですよー!
そうなんですけどね、そうなんですけど、もうちょっと何か言うことなかったんかーい!って、今でも時々思い出す産後のつらかった記憶の一つです。
先生も言葉が出なくなっちゃったんでしょうね。
今でこそ笑い話ですが、当時は「どーしろっていうんだー!!」って
家に帰って盛大に愚痴ってました。
3) 膀胱炎と便秘
授乳や後追い、お風呂ケアなどで、トイレに行く暇もないママたち。それに加えて、授乳やおむつ交換などで常に身体が動いていると、膀胱に過度の圧力がかかって炎症を起こしやすくなります。
その上、出産後のホルモンバランスの変化も膀胱炎のリスク向上に一役買っている。子育てママの膀胱炎リスクは、普通に暮らす女性の何倍も高くなっているんです。
分かります、「ちょっとコレだけ終わらせてから」って思っているうちに、気づいたら夜までトイレに行ってなかったなんていう一日がある暮らし。
でもね、自分を犠牲にしてまでやらなきゃいけないことなんて本当はほとんどないの。動き始めた赤ちゃんがいると目を離せない気持ちはよく分かります。でも、ほんの数分。サークルやベビーベッドに置いてでもトイレに行くことの方が大事。
入院なんてことになったら、数分どころか何日離れていなくちゃいけないか!
子育て中って、ママはどうしたって子ども最優先の生活になりますよね。いくら「自分を大事に」とか「自分を優先して」って言われても、そうできないからしんどいんですよね。
だからこそ、体力があるときにちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。
小さなガマンの積み重ねが、どれだけあなた自身の身体に負荷をかけているかっていうことを。
入院とまではいかなくても、通院も大きな負担です。症状がひどければ、その分、治るまでの期間も長引きます。子どもを連れて病院に行くのがためらわれて、ますます悪化させることだってあり得ます。腰痛だって、虫歯だって、軽いうちなら治すのも短期間、低コストで済ませられるんです。
迷惑かけまいとガマンしてがんばることだけが最良の選択ではありません。早めに対処する。自分最優先でケアする。結果として、こちらの方がみんなが早くハッピーになれる選択だったりします。
子育て中って、どうしても自分を後回しにしちゃいますよね。だけど、小さなガマンも積み重なると大きなダメージにつながります。
痛む腰を押さえながら、全読者さんにお願いです。
調子が悪いなって思ったら、早めにケアしてあげてくださいね。そして、パートナーさんにしんどそうなようすがあったら、自分最優先でケアできるようにサポートしてくださいね。
家族の笑顔をキープするのは大人の役目。支えあっていきましょう!
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネ-ター
21世紀型子育てプロポーザー
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした21世紀型子育てマインドの育み方をお伝えするふぁみりあすと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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