杉並区 神社・お寺
猫と歯と歴史が語る、荻窪の鎮守

関東管領家臣の邸宅から始まった神社
関東管領・上杉顕定の家臣であった中田加賀守が、自邸内に五社権現社を祀ったのが始まり。その後、白山信仰と融合して現在の「白山神社」の姿となりました
ご祭神は、伊邪那美命(いざなみのみこと)「子育て」「安産」「縁結び」などにご利益があるとされています。
しかし、白山神社のユニークな点は、なんといっても「歯の神様」としての信仰。
あるとき、中田加賀守の弟・兵庫が歯痛に悩んでいたところ、「境内の萩の枝を箸として使い食事をすれば癒える」という神託が降ります。実践してみたところ、見事に痛みが治まったと言い伝えられており、その後「萩の箸」を奉納する風習が生まれたのです。
1967年の社殿改築時には、古い長押(なげし)から実際に萩の箸が多数発見され、伝承の信ぴょう性が強まりました。


1967年(昭和42年)、境内の社殿および社務所が建て替えられた際、神社総代によって「十二支を象った瓦」が社務所の四方に奉納され、神社の方位を守護する意味を込めて屋根に取り付けられました。
しかし、一般に十二支には猫が含まれていません。その逸話では、鼠が十二支を決める日を猫に伝えるのを忘れたため、猫は寝過ごしてしまい結果的に仲間に入れなかったと語られています。
当時の神主さんはこの話を知り、「猫だけ仲間外れは可哀そう」と感じ、猫を仲間に迎えるために境内に猫の石像を置くことを発案したそうです。
屋根の十二支瓦は、2011年の東日本大震災によって社務所ごと瓦が落下し、十二支瓦は全て破損してしまいました。一方で、地面の近くにあった石の猫像たちは無事だったそうです。
その後、石猫たちは和み猫と呼ばれ、参拝者の癒しとなる存在として徐々に増えていきました。現在では、境内のあちこちに石の猫が設置され、訪れる人々を和ませています。
境内を歩けば、実にさまざまなポーズの猫の石像に出会えます。
・手水舎:猫が玉を抱え、水を吐き出すユニークな吐水口として機能。
・神楽殿や末社近く:ゆったりと昼寝する猫や招き猫の像も設置されており、見つけるのも楽しい。
・木の祠周辺:小さな招き猫がひっそり佇んでいるなど、探す楽しみがあります。


| 所在地 | 杉並区上荻1‑21‑7 |
| 最寄駅 | JR中央線・東京メトロ荻窪駅 西口より徒歩約5分 |
参考資料一覧
・荻窪白山神社 公式サイト
・杉並区公式サイト:白山神社紹介
・神社メモ(jinjamemo.com) – 荻窪白山神社
・東京神社庁公式サイト – 白山神社(杉並区)
・関東の絶景・絶品グルメ巡りブログ(猫の神社紹介)
・テッショウ神社探訪(tesshow.jp) – 白山神社
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