【方南町】葡萄房 自然派ワインと旬の食材で作った 料理が楽しめるイタリアン

杉並区 あの店この店 まいぷれ杉並区編集部がお邪魔したお店
(更新)

方南町駅から歩いてすぐの場所にある「葡萄房」は、この街で長く営業を続けてきたトラットリアです。創業は昭和22年。これだけの年月を重ねてきた背景には、単なる老舗という言葉だけでは片付けられない、日常に寄り添う存在としての価値があります。
実際に訪れてみると、いわゆる老舗特有の敷居の高さは感じられず、店内には自然体で過ごせる空気が流れています。一人でも気兼ねなく入ることができ、家族や仲間との食事にもなじむ。この“ちょうどよさ”が、地域に根付いている理由なのだと感じました。

シチリアーナは、トマトの酸味とコクがしっかりと感じられる一枚で、奇をてらうことなく王道の美味しさを丁寧に積み重ねています。軽やかさと満足感のバランスがよく、最後まで飽きずに楽しめる仕上がりでした。

ムール貝のパスタは、貝の旨味がソースにしっかりと溶け込み、オイルベースながらも重さを感じさせない一皿です。ランチとして考えると十分すぎるクオリティで、価格以上の満足感が得られる内容でした。

盛り切りで自分でチョイスできるサラダは、種類も豊富に揃い、その日の気分に合わせて楽しめます。食べ放題のスタイルで、満足感の高い一皿となっています。



葡萄房を語るうえで欠かせないのが、店内に併設されたワインショップの存在です。壁一面に並ぶワインは500種類以上とも言われ、レストランの枠を超えた品揃えを誇ります。それでいて、専門店のような敷居の高さはなく、あくまで食事と自然に結びついた形でワインが提案されています。
扱っているのは自然派ワインを中心に、イタリアに限らず世界各国から選ばれたもの。グラスでも複数の種類が用意されているため、気軽に試すことができ、ワインに詳しくない方でも入りやすい環境が整っています。スタッフに好みを伝えれば、その日の料理に合わせた一本を提案してもらえるため、単に選ぶのではなく出会う感覚に近い体験ができるのも印象的でした。

店内には永福眼鏡の商品が展示されています。
葡萄房と「永福眼鏡」は、一見するとまったく異なる業種ですが、実は同じ家系・同じ経営の流れの中から生まれた店舗です。
つまり、資本的にも人的にも無関係ではなく、ルーツを共有する兄弟店のような関係性にあります。
もともとこの一帯で事業を営んできた家系があり、その流れの中で、時代に応じて業態を分けて発展してきたのがこの2つの店舗です。葡萄房が飲食とワインの方向に進んだのに対し、永福メガネは眼鏡専門店として地域に根付いてきました。

※営業時間・営業日は変更となる場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。