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【セシオン杉並】第73回杉並区総合文化祭 民謡舞踊大会

2026年9月27日 セシオン杉並で行われた第73回杉並区総合文化祭(民謡舞踊大会)へ行ってきました

第73回杉並区総合文化祭「民謡舞踊大会」
日本各地から伝わってきた民謡や舞踊。
子どもたちが元気いっぱいに披露した花笠音頭。
そして、杉並・高円寺に深く根付いた菊水連の阿波おどり。

世代も地域も越えて、さまざまな伝統文化が一つの舞台で出会った一日となりました。

ご挨拶から始まった「民謡舞踊大会」

 
大会は、杉並区文化団体連合会 会長・柴田友敬様のご挨拶、そして杉並区民踊舞踊協会 会長・坂東三由美様の謝辞から始まりました。

長年にわたり地域の中で文化活動を続けてきた皆さんが集う「杉並区総合文化祭」。

華やかな舞台の背景には、日頃から稽古を重ね、日本の伝統文化を大切に守りながら次の世代へ伝えていこうとする、多くの皆さんの活動があります。

いよいよ、この日の民謡舞踊大会が始まります。

舞台から聞こえてくる、日本各地の音と踊り

舞台では、さまざまな地域に伝わる民謡や舞踊が次々と披露されました。

華やかな衣装をまとって舞う姿。

三味線の音色。

尺八の響き。

そして、それぞれの土地で歌い継がれてきた民謡。

一口に「民謡」「舞踊」といっても、その表現は実にさまざまです。

土地によってリズムも違えば、衣装も、踊り方も、音楽の雰囲気も違います。

それぞれの地域で生まれ、大切に受け継がれてきた文化を、杉並区にいながら一度に楽しむことができるのも、民謡舞踊大会ならではの魅力ではないでしょうか。

踊りの向こう側に見えてくる「地域の文化」

舞台を見ながら改めて感じたのは、民謡や舞踊は単なる「昔からある歌や踊り」ではないということ。

その土地で暮らしてきた人々の生活や仕事。

季節の移り変わり。

祭りや祝い。

人々の喜びや願い。

さまざまなものが歌や踊りとなり、長い年月をかけて受け継がれてきました。

そして今、その文化を杉並区で受け継ぎ、稽古を重ね、舞台で披露している皆さんがいます。

「伝統文化」と聞くと、少し敷居が高いように感じる方もいるかもしれません。

しかし、実際に会場で舞台を見ていると、その印象は変わります。

踊る皆さんの表情。

演奏する皆さんの真剣な姿。

そして舞台を見守る客席。

会場から伝わってきたのは、何よりも「文化を楽しむ」という気持ちでした。

子どもたちが披露した「花笠音頭」

そんな中、特に心に残った場面のひとつが、子どもたちによる民謡舞踊「花笠音頭」でした。

色鮮やかな花笠を手に舞台へ登場した子どもたち。

音楽が始まると、花笠を手に元気いっぱいに踊ります。

「花笠音頭」といえば、山形県を代表する民謡のひとつ。

華やかな花笠を使った踊りと、子どもたちの一生懸命な姿が舞台を明るく彩り、会場も温かな雰囲気に包まれていました。

今回の民謡舞踊大会では、長年にわたり民謡や舞踊に親しんできた皆さんによる素晴らしい舞台を数多く見ることができました。

その中で、こうして子どもたちが日本の民謡に触れ、舞台に立って踊っている姿を見ると、伝統文化が次の世代へと受け継がれていることを改めて感じます。

大人から子どもへ。

そして、またその次の世代へ。

歌や踊りは、人から人へと伝えられることで生き続けていくのかもしれません。

そして会場に響き始めた、あのお囃子!

子どもたちによる花笠音頭に続き、この日の大きな見どころのひとつがやってきました。

ゲストとして登場したのは、東京高円寺阿波おどり「菊水連」。

お囃子が響き始めると、会場の雰囲気が一気に変わります。

高円寺の夏を知る方なら、思わず心が躍るあの音。

力強い鳴り物とともに踊り手の皆さんが登場し、華やかで躍動感あふれる阿波おどりが始まりました。

高円寺で60年以上の歴史を重ねる「菊水連」

菊水連は1964年に誕生し、高円寺を拠点に60年以上にわたって活動を続けてきた阿波おどり連です。

毎年夏に開催される「東京高円寺阿波おどり」で、その姿をご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。

夏の高円寺。

街いっぱいに響き渡るお囃子。

踊り手と観客で埋め尽くされる演舞場。

東京高円寺阿波おどりは、今では杉並区を代表する大きなお祭りのひとつとなっています。

しかし今回の舞台を見て、改めて感じたことがあります。

それは、「高円寺の阿波おどりは、夏だけではない」ということ。

8月の大きなお祭りだけではなく、こうした地域の文化行事にも阿波おどりが登場し、人々を楽しませています。

長い年月を重ねる中で、阿波おどりそのものが高円寺、そして杉並の地域文化として深く根付いていることを感じました。

見るだけじゃない!みんなで阿波おどり

菊水連の皆さんによる演舞を楽しんだ後は、阿波おどりのレクチャーも行われました。

阿波おどりといえば、「踊る阿呆に見る阿呆」。

見るだけでも楽しい阿波おどりですが、やっぱり一緒に踊ればもっと楽しい!

踊り方を教えてもらいながら、会場の皆さんも阿波おどりを体験します。

最初は少し恥ずかしそうだった人も、お囃子が鳴れば自然と体が動き始めます。

踊る人。

笑う人。

お囃子を楽しむ人。

そこには出演者と観客という垣根を越えて、みんなで同じ文化を楽しむ時間が広がっていました。

これこそ、阿波おどりの大きな魅力なのかもしれません。

花笠音頭から阿波おどりへ

子どもたちが踊った「花笠音頭」。

そして、高円寺で60年以上にわたり受け継がれてきた「阿波おどり」。

生まれた土地も歴史も違う二つの踊りですが、この日の舞台で続けて見ていると、そこには共通するものがあるように感じました。

踊ることを楽しむこと。

誰かから教わり、誰かへ伝えていくこと。

そして、人と人が一緒になって楽しむこと。

文化は、ただ残しておくだけでは受け継がれていきません。

踊る人がいて、それを見る人がいる。

教える人がいて、それを覚える人がいる。

そして「楽しかった」「また踊りたい」と思う人がいる。

そうした一つひとつの積み重ねによって、文化は次の世代へつながっていくのでしょう。

民謡から阿波おどりへ。文化は人から人へ

今回の「民謡舞踊大会」を訪れて感じたのは、伝統文化はどこか遠い世界に保存されているものではなく、今も人から人へ受け継がれている「生きた文化」だということでした。

民謡を歌う。

三味線を弾く。

尺八を吹く。

踊りを舞う。

阿波おどりのお囃子を奏でる。

そして、その姿を見た誰かが「自分もやってみたい」と思う。

そうやって文化は次の人へとつながっていきます。

今回の会場でも、出演する皆さんはもちろん、その舞台を楽しそうに見つめる皆さんの姿がとても印象的でした。

杉並には、まだまだ知らない文化がある

高円寺阿波おどりをはじめ、杉並区には地域の中で長年大切にされてきた文化や芸能が数多くあります。

普段はなかなか触れる機会のない民謡や舞踊も、こうした文化祭をきっかけに実際に見てみると、さまざまな発見があります。

そして何より、地域の文化を支えているのは「人」です。

踊る人。

歌う人。

演奏する人。

教える人。

運営する人。

そして、それを見に来る人。

多くの人が関わり、楽しむことで、杉並の文化は今も受け継がれています。

第73回杉並区総合文化祭「民謡舞踊大会」

日本各地から伝わってきた民謡や舞踊。

子どもたちが元気いっぱいに披露した花笠音頭。

そして、杉並・高円寺に深く根付いた菊水連の阿波おどり。

世代も地域も越えて、さまざまな伝統文化が一つの舞台で出会った一日となりました。

まいぷれ杉並区では、これからも杉並の街で受け継がれている文化やお祭り、そして、その文化を大切に守り、次へとつないでいる皆さんの姿をお届けしていきます。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。