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杉並区・和泉明店街が沖縄一色に!迫力の道ジュネーや三線ライブ、商店街の魅力を現地レポート

杉並区和泉にある沖縄タウン(和泉明店街)。代田橋駅近くで沖縄文化に出会える商店街です
2026年10月18日(日)、東京都杉並区和泉にある「沖縄タウン(和泉明店街)」で、毎年恒例の「ちむどんどんまつり2026」が開催されました。
京王線代田橋駅から徒歩約3~5分。東京にいながら沖縄の文化や食を楽しめる、知る人ぞ知る商店街が、この日は沖縄の音楽と踊りで一段と華やかな雰囲気に。
沖縄の伝統芸能「エイサー」の道ジュネーをはじめ、三線の生演奏、沖縄音楽のステージ、グルメや雑貨など、さまざまな魅力が集まりました。
まいぷれ杉並区編集部も現地を訪れましたので、お祭りの様子と、ちょっと不思議な「東京の沖縄タウン」の歴史をご紹介します。

色鮮やかな衣装の踊り手たちが登場!ちむどんどんまつり2026で商店街が華やかな雰囲気に
今回のお祭りで、とりわけ印象的だったのが、沖縄の伝統芸能「エイサー」です。
太鼓の力強い音とともに、鮮やかな衣装をまとった踊り手たちが商店街を練り歩きます。
今回出演したのは「中野区新風エイサー」。正午と午後3時過ぎの2回、エイサーの道ジュネーがプログラムに組まれていました。
「道ジュネー」とは、踊り手たちが通りを練り歩きながら演舞を披露する、沖縄の伝統的な形式です。
通常のステージ公演とは異なり、踊り手たちの動きや表情、太鼓の響きを間近で楽しめるのが魅力。
撮影した写真からも、色鮮やかな衣装の踊り手たちが商店街を進み、それを通りの両側から人々が見守る様子が伝わってきます。
特に印象的なのは、日常の商店街と沖縄の伝統芸能が自然に溶け合っていること。
昔ながらの商店や住宅が並ぶ通りにエイサーの太鼓が響き渡る光景は、沖縄タウンならではです。

沖縄の伝統芸能「エイサー」の道ジュネー。代田橋の商店街に太鼓の音と沖縄のリズムが響きます

力強い太鼓の演奏と息の合った踊り。間近で楽しめるエイサーは、ちむどんどんまつりの大きな見どころ
エイサーと並んで、お祭りを盛り上げたのが多彩な音楽ステージです。
沖縄を代表する伝統楽器「三線」の演奏をはじめ、民謡、フォークソング、沖縄ポップスなど、幅広い音楽が披露されました。
三線は三本の弦を持つ沖縄の伝統楽器。独特の温かみのある音色は、沖縄の島唄や民謡に欠かせません。
会場の特設ステージでは、鮮やかな衣装をまとった歌い手と三線の奏者による演奏も行われ、沖縄の音楽文化を身近に感じることができました。
2026年のプログラムには、唄三線の中川樹海さんやAtty&Endy、フォークソングの「まんまる」、喜納流の舞踊、沖縄ポップスの「イチャリバーズ」など、多彩な出演者が名を連ねていました。
最後には、沖縄のお祝いの席などで親しまれる「カチャーシー」のフィナーレも企画されました。
「カチャーシー」は、両手を頭上に上げて自由に動かしながら踊る沖縄の伝統的な踊りです。
音楽を聴くだけでなく、みんなで楽しめるのも沖縄のお祭りの大きな魅力ですね。

沖縄らしい華やかな衣装と三線の音色。特設ステージでは沖縄の伝統音楽を楽しめました

三線と歌声が織りなす沖縄の音楽。東京にいながら南国の文化を身近に感じられるひとときです

沖縄タウンの特設ステージで繰り広げられた音楽ライブ。商店街が沖縄の温かな雰囲気に包まれました
会場では、伝統芸能や音楽だけでなく、思わず足を止めてしまうような個性的な光景にも出会いました。
ヒーローを思わせるユニークな衣装の人々や、赤い装飾をまとった迫力あるパフォーマーの姿も。
こうした遊び心にあふれた演出も、さまざまな文化を受け入れる沖縄タウンらしい光景です。
伝統的な沖縄文化と現代的なエンターテインメントが同じ商店街で楽しめることも、このお祭りの面白さのひとつといえるでしょう。

方南ビール、スミレンジャーなど思わず目を引く個性的な衣装のパフォーマーたち。お祭りには遊び心あふれる光景も!

迫力ある赤い衣装のパフォーマーも登場。伝統芸能だけではない、沖縄タウンのお祭りの楽しさです
ちむどんどんまつりは、ステージだけでなく、商店街を歩く楽しさも魅力です。
和泉明店街には、沖縄料理店や飲食店、個性的な物販店などが集まっています。
会場では、書籍や雑貨、衣類などが並ぶ販売スペースや、商店街のお店が軒を連ねる様子も見られました。
沖縄グルメや郷土料理に親しむことができるのも、この街の大きな特徴です。
沖縄そばやゴーヤーチャンプルー、サーターアンダギーなど、沖縄には魅力的な食文化が数多くあります。
また、今回の会場では「方南ビール」の名前も見られ、沖縄文化に加えて地域ならではの顔ぶれに出会える楽しさも感じられました。
お祭りのためだけに設けられた会場ではなく、普段から人々が買い物をし、食事を楽しむ商店街が舞台になっていること。
それこそが、ちむどんどんまつりの大きな魅力ではないでしょうか。

商店街には書籍や個性的な作品が並ぶブースも。お祭りを楽しみながら、さまざまな文化に触れられます

南国らしい装飾が目を引く沖縄タウンのお店。和泉明店街には個性的な店舗が集まっています
ところで、京王線代田橋駅の近くに、なぜ「沖縄タウン」があるのでしょうか。
実は、この街には興味深い歴史があります。
沖縄タウンの正式な商店街名は「和泉明店街」。
かつては地域の暮らしを支える商店街として賑わっていましたが、大型店の進出や消費者の買い物スタイルの変化などによって、商店街の活性化が課題となっていました。
そこで着目したのが「沖縄」です。
杉並区は、沖縄学の父と呼ばれる伊波普猷(いは・ふゆう)や、沖縄の歴史・文化を研究した仲原善忠(なかはら・ぜんちゅう)など、沖縄にゆかりのある文化人が暮らした地域でもありました。
さらに、沖縄出身者や沖縄料理店が多かったという地域的な背景もありました。
こうしたつながりを生かして、2005年3月、和泉明店街は沖縄をテーマにした商店街「沖縄タウン」として新たなスタートを切ったのです。
商店街の入り口には、首里城をイメージした朱色の装飾が施され、店舗の日よけには沖縄の伝統的な「みんさー織」の模様を取り入れるなど、街全体で沖縄らしい景観づくりが進められました。
そして、商店街にある「大都市場」のレトロな雰囲気も、沖縄の市場を思わせる街の魅力のひとつです。
2026年で沖縄タウン誕生から21年。
地域の商店主たちが力を合わせて育んできた街が、今では杉並区を代表する個性的なスポットのひとつとなっています。

昔ながらの雰囲気が残る沖縄タウンの飲食店街。散策するだけでも新しい発見があります

昔ながらの雰囲気が残る沖縄タウンの飲食店街。散策するだけでも新しい発見があります
「ちむどんどん」という言葉には、沖縄の言葉で「胸がどきどきする」「心がわくわくする」といった意味があります。
沖縄の音楽を聴いて心が弾む。
迫力あるエイサーの踊りに思わず見入ってしまう。
初めて訪れたお店で、新しい味や文化に出会う。
そんな心が躍るような体験が、このお祭りの名前には込められているのでしょう。
沖縄の文化を紹介するだけでなく、人と人とが出会い、つながる場をつくる。
ちむどんどんまつりは、そんな商店街の魅力を改めて感じさせてくれるイベントでした。

新鮮な野菜や果物が並ぶ昔ながらの青果店。地域の暮らしを支える商店街の魅力も健在です

通りに設けられた販売ブース。地域のお店や出店者との距離の近さも、商店街のお祭りならでは
沖縄タウンは、お祭りの日だけでなく、普段から訪れて楽しめる商店街です。
沖縄料理を味わったり、沖縄ならではの食材や雑貨を探したり、どこか懐かしい商店街をゆっくり散策したり。
都心から気軽にアクセスできる場所で、沖縄の文化と温かみのある街並みに触れられるのは、杉並区ならではの魅力です。
「沖縄が好きだけど、なかなか旅行には行けない」という方にもおすすめしたいスポットです。
ぜひ一度、京王線代田橋駅から少し足を延ばして、東京の小さな沖縄を訪れてみてはいかがでしょうか。

どこか懐かしさを感じる沖縄タウンの一角。個性豊かなお店を巡る楽しさがあります

京王線代田橋駅から徒歩圏内にある沖縄タウン。沖縄文化をテーマにした個性的な商店街です

沖縄料理店や個性的なお店が並ぶ和泉明店街。お祭りの日だけでなく、普段の散策にもおすすめです
まいぷれ杉並区では、これからも地域のイベントや商店街、個性あふれるお店の魅力を取材し、お届けしていきます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

【代田橋】ちむどんどんまつり2026|沖縄タウンでエイサー
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