杉並区 あの店この店 まいぷれ杉並区編集部がお邪魔したお店
藤原建設不動産 – 理想の住まい探しをサポート

阿佐ヶ谷の住宅街、一目で目を引く温かい外観の「藤原建設不動産」。壁には杉並の自然や動物たちが描かれ地域の子どもたちが思わず立ち止まる光景も、この場所を拠点に、杉並区の住まいと人をつなぐ役割を担っている
「うちの祖父、藤原光がこの会社を創業したのは1968年。不動産業と建設業を地元・杉並で一手に担っていた、まさに街の御用聞きでした」
そう語る多田社長は、4年前に藤原建設に戻り、2025年に正式に代表に就任しました。先代である祖父は2025年1月4日、88歳で他界。多くの地域住民に慕われていた人物で、その急逝は地元にも大きな衝撃を与えました。
「祖父に育てられた僕にとって、地域の高齢者と向き合うことは自然なことでした。だからこそ、杉並の高齢化にどう向き合うかが、自分のテーマになっていきました」



「杉並区には家賃補助制度があります。たとえば高齢者や生活困窮者の方が、月6万円の部屋を区の補助(最大4万円)で2万円で借りられる仕組みがあるんです」
この制度を活用して、多田社長は2024年に杉並区内で7世帯分の住居提供を実現。区との連携で書類手続きの代行やオーナーへの説明などを藤原建設が担うことで、高齢者の住まい確保に貢献しています。
「孤独死を心配するオーナーさんも多いですが、週1回以上の訪問看護サービスを契約条件に入れることで、事故物件化を防ぐ仕組みにしています。安心して貸せる環境を作ることで、空室も埋まり、オーナーも高齢者もWin-Winです」

阿佐ヶ谷で生まれ育ち、杉並のまちと共に歩んできた多田健人社長。
不動産って、家を売る・貸すだけじゃないんです。人が安心して住み続けられる町をつくるには、建築や管理の視点だけでなく、人間関係や地域文化への理解が不可欠なんだと改めて実感しています。
これからも「馴染みの不動産屋」「猫の手も借りたいときに立ち寄れる場所」として、地域の未来を支え続けていくことは間違いありません。
多田社長は、若くして内装業を営み、職人として独立。その経験を活かし、不動産業に戻ってからも管理だけでない関わりを追求しています。
「管理会社って普通は壁紙や設備の管理だけ。でもうちは『荷物を運んでほしい』『電球を替えて』というような、いわば便利屋的なご要望にもお応えするスタンスです。これは祖父が地域の人に自然とやってきたことを、僕の世代なりに形にしただけです」
その一環として、店舗の外観には地域のアーティストであるemi tanajiさんと連携して壁画を制作。地元の子どもたちが立ち止まり、地域住民との会話が生まれる空間となっています。

壁画を描いたemi tanajiさん

壁画の完成記念に多田社長と
「不動産って、家を売る・貸すだけじゃないんです。人が安心して住み続けられる町をつくるには、建築や管理の視点だけでなく、人間関係や地域文化への理解が不可欠なんだと改めて実感しています」
阿佐ヶ谷で生まれ育ち、杉並のまちと共に歩んできた多田健人社長。これからも「馴染みの不動産屋」「猫の手も借りたいときに立ち寄れる場所」として、地域の未来を支え続けていくことは間違いありません。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。