杉並区 あの店この店 まいぷれ杉並区編集部がお邪魔したお店
昭和レトロな機械で焼きあげる「杉並まんじゅう」杉並の新たな名物をめざす!

店主・佐藤恒志さんご夫妻
代田橋エリアに2024年12月にオープンした『杉並饅頭本舗 小町茶屋』。焼きたての可愛い柴犬の焼き印が特徴的な和菓子店として、地域の新たな名物スポットとなっています
佐藤さんが、まんじゅう作りに使う機械はなんと約90年前の製造法に基づいたもの。現在使われている機械は実際には部品を集めて2024年に再構築したものですが、そのベースとなる技術は昭和初期から変わっていないそうです。
佐藤さんは幼い頃、平塚のつるや製菓という店で「都まんじゅう」を食べた記憶が強く残っていました。当時は北海道から九州まで百貨店を巡回して売られるほど人気だった「都まんじゅう」。時代とともに店舗数は減り、現在では都内でも数店舗のみの稀少な存在となってしまいました。その味を懐かしみ、かつ後世にも伝えたいとの思いから杉並饅頭本舗を開店したと語ります。

杉並の新名物、昭和レトロなまんじゅうを復刻、柴犬の顔柄(左)柴犬のお尻柄(右)
まんじゅうの製造機械は非常に希少で、部品を倉庫から集めてオーバーホールした特別なものだとか。新品をゼロから作れば1000万円以上にもなるというこの機械は、森川フードマシーンという名古屋の企業が全面的にバックアップしています。また、仕入れが難しい小ロットの餡も同社の支援で調達できるようになり、店舗の運営を支える重要な役割を果たしています。


佐藤さんが注目したのは洋菓子やドーナツブームの影に隠れてしまった日本の昔ながらの味。特に若い世代にこそ、この日本の伝統的な味わいを知ってほしいとの想いから、洋菓子のような軽やかな風味を持つ饅頭の開発に取り組みました。
佐藤さん自身は料理のプロではないため、逆に様々な人の意見を柔軟に取り入れ、美味しさを追求することができたと言います。メーカーのネットワークを活かし、人形焼や有名な和菓子店のノウハウを積極的に取り入れたことが、杉並饅頭本舗の味を特別なものにしています。

こだわりのトルコチャイ

杉並まんじゅう、揚げまんじゅう
併設された小町茶屋では、佐藤さんがトルコに滞在していた経験を活かして提供する「トルコチャイ」が名物です。「濃厚なストレートティーで、日本のお饅頭に絶対合う」と佐藤さん。
トルコチャイと日本の饅頭、二つの異文化の組み合わせは訪れる人々に新しい感動をもたらしています。

村田夏佳さんの作品が店内にたくさん!

店内の一卓は愛犬と一緒にご利用できます

店主の佐藤恒志さんは、海外で生活する中で、日本の素晴らしさを再認識しました。古き日本の技術が詰まった甘くて素朴なまんじゅうを通して、みなさんと笑顔や幸せを共有したいと考えています


代田橋という場所を選んだのは、店内で焼き立てを味わってほしいという想いを叶える広さがあったから。佐藤さんは地元のイベントにも積極的に参加し、宣伝活動を通じて多くの方に杉並まんじゅうの魅力を伝えています。


もう一つの人気商品である「揚げまんじゅう」も注目です。衣をつけて揚げることで油っぽさがなく、サクッとした食感が楽しめる逸品。「1個52kcalとヘルシーなのも魅力」と佐藤さん。軽やかな味わいで、何個でも食べられると評判です。
佐藤さんの想いが詰まった杉並饅頭本舗 小町茶屋。昭和の懐かしい味を、ぜひ一度訪れて味わってみてください。

焼きたての可愛い柴犬の焼き印が特徴的な和菓子店
| 住所 | 杉並区和泉1丁目22−10 ロシェル和泉 1F |
| 電話番号 | 03-6629-4641 |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。