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【代田橋】PrsnT TOKYO#11 in Cafe Missponne(ゲスト:ロデム吉村)

更新)

ディープでフレンドリーだったトークイベントに参加してきました。

令和7(2025)年7月22日19:00~21:00開催

PrsnT TOKYO#11「かぞくの風景」

代田橋 Cafe Missponne

参加者も出演者とともに終始ゆるく楽しめイベント

7月22日(月)代田橋のカフェミスポンヌで行われたトークイベント「PrsnT TOKYO#11」に参加してきました。PrsnT TOKYO(プレゼント トーキョー)は、カジュアルなアメリカントークショー風のスタイルで、参加者も出演者とともに終始ゆるく楽しめイベントです。司会はPrsnT TOKYO主催者の田畑猛さん、ゲストはバンド「Siraska」のドラマーの吉村ロデムさんです。

今回は家族や婚姻の様々な側面について、LGBTQ+当事者でもある吉村さんの体験や思いなども交えながら、参加者とともに語り合うというもの。まいぷれ杉並区編集部の葦草権蔵さんはどんな話になるかとやや緊張気味でしたが、いざ始まったトークイベントはディープな内容であるにも拘らず、終始フレンドリーに展開していきます。


どこにでもあるような家族の風景とは?

司会の田畑さんが冒頭で「参加者も自由にトークに参加してください」と案内。イベント開始とほぼ同時に参加者も自由に発言していました。吉村さんもご自身の重い体験を「こんなこともあったよ」という感じでさりげなく話してくれたためか、異なる意見が飛び交っても皆真摯に話し合うことができ何かを感じたようです。

吉村さんがトークイベントのテーマに選んだ「かぞくの風景」とは、平成12(2002)年にリリースされたハナレグミ(永積崇)の「家族の風景」からきています。思春期だった吉村さんは当時「どこにでもあるような家族の風景」って一体どこにあるんだろうと、傷ついた記憶があるそうです。そのため自分の中でずっと封印してきたのですが、最近になって聞き返すと少し印象は変わったと言います。両親がいてその両親から生まれた子供だけが家族ではない、血や法律で繋がっていないこともあるかもしれない、と。


吉村 ロデム(よしむら ろでむ)

2017年にさはらと活動開始したSiraska(シラスカ)のドラマー(コーラスも担当)

映画「ふたりのまま」主題歌担当

田畑 猛(たばた たけし)

PrsnT TOKYO主宰としてトークイベントを企画・開催

 

PrsnT TOKYO

トーク中心のパーティ型イベントで、自由な語りと音楽などで構成。カフェミスポンヌを主な会場として開催

ふたりのまま
吉村さんのSiraska(シラスカ)が主題歌を担当した映画

9月20日(土)より東京・新宿の K's cinema にて公開開始。

 

ごく自然に思うところを

そんな吉村さんが、自身がLGBTQ+当事者であることを話すところからイベントは始まります。吉村さんがすでにカミングアウトしていることは参加者も知っていますが、やはりその瞬間空気が少し重くなったような気がしました。もちろんそれは権蔵さんだけが感じたことかもしれません。しかし吉村さんはごく自然に思うところをいろいろ話してくれました。

 

知ることは良い機会

この問題は簡単に答えが出せるものでもなく、人それぞれの価値観とも密接かつ複雑に関係してくるためここでコメントを申し上げることは控えさせていただきます。しかし当事者の「実情」や「思い」を知ることは、賛同する立場であっても反対する立場であっても、良い機会になるのではないかと思いました。実際イベント会場では、参加者それぞれの立場からの発言に対し、皆真摯に聴き入り、自分と異なる意見や考えにも「違い」の存在を認め、自身がそれを考える機会にしていたように思います。出演者の吉村さんや司会の田畑さんも同じではなかったでしょうか。吉村さんが、同性婚の例を挙げ、法律婚の場合と比較した場合、法律婚では当然とされている配偶者同士の関係が、「知人」「友人」扱いになるという話についても、権蔵さんによると一方的に支持したり、反対したりするのではなくまずこういう事実があるということを知ることができて良かったという空気があったようだったとのことです。

 

ふたりのまま

トークでは吉村さんのSiraska(シラスカ)が主題歌を担当した映画「ふたりのまま」も紹介。映画タイトルについて吉村さんが「このタイトルの意味は何でしょう」と振ると会場から「ママがふたりいる家庭?」という声が。権蔵さんも「ああなるほど」と納得するとともに「ふたりがそのままで一緒になれることも意味しているのかな」と感じました。同性カップルの「家族」への思いを追ったドキュメンタリー作品。少しでも気になった方、何か知ることがあるかもと思った方はぜひご覧になってください。9月20日(土)より東京・新宿の K's cinema にて公開開始だそうです。

 

ディープでフレンドリーな機会を得て

トークが終わった後、懇親会となりましたが、参加者に何かいい感じの共感の空気が出来上がっていたように権蔵さんは感じました。自分と同じ考えを持つ人と会うということもなかなか難しいものですが(と権蔵さんは思っています)、異なる考えを持つ人と会い、語り合う機会というのはもっと難易度が高いものかもしれません。それをこんなフレンドリーな空間で共有させてしまう会場となったカフェミスポンヌ店主の鷹尾めぐみ店長。飄々とした温かみのある話しぶりでいつの間にか出演者も参加者もリードしてしまう司会の田畑さん。そしてこの重いテーマを自身の体験も交えながら、臆することなく快活に話す吉村さん。この3人の見事な連携というかキャラの融合が今回のトークイベントを成功に導いたのかもと権蔵さんは思いながらカフェミスポンヌを後にしたのでした。いろんな意味で参加して良かったと思った権蔵さんの唯一の心残りは懇親会でお話に夢中になり、絶対に食べようと思っていた大福を食べることを忘れ、思い出したのは帰宅後だったということです(笑)。

【代田橋】Cafe MISSPONNE(カフェ ミスポンヌ)

東京都杉並区和泉2-27-27

マインド和亜ビル1階

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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