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【西永福】大宮八幡宮 蟇目の儀・大的式 2026年1月2日

蟇目の儀・大的式と、午年に奉納された特別な絵馬

小笠原流弓馬術宗家当主・小笠原清忠氏(第31代 小笠原流宗家)
大宮八幡宮では、正月二日の蟇目の儀・大的式をはじめ、昭和43年より小笠原流宗家一門による古式弓礼が奉納されている。

正月二日、特別な空気に包まれる境内

 

杉並区・西永福に鎮座する 大宮八幡宮。
正月二日の境内は、初詣の賑わいとは少し異なる、張りつめた空気に包まれます。

この日ここで行われるのは、新春の除魔神事として知られる小笠原流「蟇目(ひきめ)の儀・大的式」。

毎年この神事を目当てに訪れる参拝者も少なくありません。

大宮八幡宮

神社

東京のへそ・子育厄除八幡さま

杉並区大宮2-3-1

午前10時、神楽殿前で始まる古式神事

 

神楽殿前に設けられた特設の射場で、儀式は厳かに始まります。最初に行われるのが蟇目の儀。

蟇目鏑(ひきめかぶら)を付けた矢が放たれると、空を切る独特の音が境内に響き渡ります。

この音によって邪を祓い清める、そう伝えられてきた、年の始まりを告げる神事です。

続いて行われる「大的式」

 

蟇目の儀に続いて斎行されるのが大的式。
大きな的に向かって矢を放ち、弓矢の徳威をもって新年の安寧と無事を祈ります。

この一連の古式行事は、昭和43年(1968年)から小笠原流宗家一門によって奉納され続けており、
大宮八幡宮の正月を象徴する風景となっています。

神事のあとは授与所へ

 

神事を見届けたあとは、ぜひ授与所にも足を運びたいところです。
2026年は午年。この年ならではの、特別な奉納と授与品が用意されています。

桂正和氏作画 限定干支絵馬

桂正和氏が奉納した「午年の原画」

今回、午年を迎えるにあたり原画を奉納したのは、
『ウイングマン』『電影少女』などで知られる漫画家、桂正和 氏。
日の丸を背景に、今にも天へ駆けのぼろうとする馬が描かれた原画は、力強くも清々しい印象を与えます。

限定干支絵馬と限定御朱印

この奉納原画をあしらい、正月より授与所で頒布されているのが、

・桂正和氏作画 限定干支絵馬
・限定御朱印(書き置きのみ)
いずれも数量限定で、午年ならではの記念として手にしたい授与品です。

神事と合わせて授かることで、新年の始まりをより深く実感できるでしょう。

正月前後に行われる大宮八幡宮の公式行事一覧

 

大宮八幡宮 では、正月期間を中心に、年の節目を意識した公式行事が続けて斎行されます。蟇目の儀・大的式とあわせて把握しておくことで、正月行事全体の流れがより分かりやすくなります。

 

1月1日

歳旦祭・新春厄除開運初大祈願祭
新年の幕開けとともに行われるのが歳旦祭です。これに引き続き、新春厄除開運初大祈願祭が斎行され、あわせて神能「翁」が奉納されます。
大宮八幡宮の正月行事の中でも、最も厳粛で節目となる神事です。

 

1月2日

蟇目の儀・大的式
正月二日に斎行されるのが、新春除魔神事として知られる蟇目の儀・大的式です。
小笠原流による古式弓礼が奉納され、年の始まりにあたり邪を祓い、安寧を祈ります。正月行事の中でも、見学を目的に訪れる人が多い神事の一つです。

 

1月3日

元始祭
元始祭(げんしさい)は、皇位の始まりや国家の根源を祝う意義を持つ神事です。
正月三が日の締めくくりとして位置づけられ、新年の基盤を改めて確認する意味合いを持っています。
 

1月15日|古神矢・古神札等焼納祭(とんど焼)
正月飾りや前年の神札・神矢をお焚き上げする焼納祭(とんど焼)です。
正月行事の締めとして、多くの参拝者が訪れ、年神さまを見送る大切な神事となっています。

 

1月1日の歳旦祭から始まり、1月15日の焼納祭まで続く一連の行事は、大宮八幡宮における「正月の時間軸」そのものです。蟇目の儀・大的式は、その中心に位置づけられる重要な神事として、前後の行事とともに理解することで、より深く味わうことができます。

編集後記

正月の大宮八幡宮は、ただ賑やかな初詣スポットというだけではなく、「年の始まりをどう迎えるか」を静かに考えさせてくれる場所だと、あらためて感じます。
1月2日の蟇目の儀・大的式は、華やかさよりも緊張感と静けさが印象に残る神事です。矢が放たれた瞬間の音、張りつめた空気、そしてそれを見守る人々のまなざし。新しい年を迎えた喜びと同時に、「身を正す」という日本の正月らしさが、そこには確かにあります。

一方で、桂正和氏が奉納した午年の絵馬や御朱印には、現代的な感性と力強いメッセージが込められており、伝統と今が自然につながっていることを感じさせてくれます。古式の神事を見届け、その足で授与所に立ち寄る、その流れ自体が、大宮八幡宮の正月の魅力なのかもしれません。

静と動、伝統と表現。
その両方を味わえる1月2日の大宮八幡宮は、新年の一歩目として、とても贅沢な時間を与えてくれる場所です。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。