まいぷれ杉並区スタッフが行った!みた・きいた!
大宮八幡宮にて、新春除魔神事「小笠原流 蟇目の儀・大的式」が行われました

大宮八幡宮本殿




「蟇目の儀」は、弓矢を使って邪気を祓い、新年の平穏無事を祈願する伝統的な儀式です。「蟇目矢」と呼ばれる特別な矢で、その矢が放たれる際に発する音で邪悪を祓い、空間を清める力を持つとされています。
境内に響く静一つ寂の中で、小笠原流の射手が登場します。一つ一つの動作に緊張感を漂わせながらも優雅な所作に魅了される権蔵さん。空を突き抜け、その先に神聖な力となって邪気を祓う様子に権蔵さんは感動をしました。
「矢を放つという動作が、これ程美しく、そして力強いものだったとは思わなかった」と語る権蔵さん。その音と所作が持つ意味の深さに、すっかり心を奪われました。



小笠原流は、鎌倉時代に小笠原長清によって創始され、弓術・礼法・弓馬術を体系化した流派です。その目的は武士の精神の鍛錬と実践的な技術の向上となりました。礼法を中心に、日本文化の核心的な要素を受け継いでいます。現在の三十一世宗家である小笠原清忠(きよただ)氏は、この伝統を現代に伝える中心的な存在です。その門下には、礼や弓術を学びたいという多くの人々が集まり、伝統の精神が受け継がれています。
また、清忠氏の嫡男である小笠原清基(きよもと)氏も、父の教えを継承し、次世代の宗家として礼法と弓術の修行を重ね、次の時代を担うリーダーとして期待される存在です。

「蟇目の儀」続いて行われた「大的式」では、大きな的に向かって矢を放つ姿が展開されました。 精神統一と礼法美しさを示す場でもあります。
射法八節と呼ばれる連続の動作は、ただ矢を放つだけではなく、心を整え、礼儀を重んじる精神。射手姿勢や動きの一つ一つに、その精神が感じられました。矢を放つたびに、観客の歓声が、場の高揚感をさらに盛り上げます。
権蔵さんは、「あの静かな緊張感と、その中に秘められた力強さがすごい。矢を放つ、その姿勢に心を奪われた」と語り、射手たちへの憧れがますます強くなりました。








大宮八幡宮での神事である小笠原流蟇目(ひきめ)の儀 ・大的式は、礼法と弓術という二つの伝統が融合した日本文化の精髄を感じる場です。その場に立ち会った権蔵さんは、ただ見学するだけではなく「自分もこの美しい弓術を身につけたい」「小笠原流の弓術と礼法を学びたい」と心に留めたほど。彼は「どうすれば弟子入りできるのか」と真剣に考え始めました。その熱意は、感動と憧れから湧き上がる純粋なものでした。そして、心が清められ、新たな目標を見出す体験をしました。

清涼殿を出た右手「幸福(しあわせ)撫でがえる」石の前にて
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