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(更新)
勉強だけでは育たない「生きる力」を。岡崎ゆいか先生が挑む、子どもたちが主役の新しい教育

子どもたちの笑顔が集まる
東京メトロ丸ノ内線・方南町駅から徒歩約1分。杉並区堀ノ内にある「アデック知力育成教室 方南町校」は、学校の勉強を学ぶだけでなく、子どもたちが安心して過ごし、自分らしさを発見しながら成長していくことを大切にしている教室です。
2022年3月の開校以来、学習指導と放課後の居場所づくりを両立しながら、工作やプログラミング、地域イベントへの参加、さまざまな体験活動を通じて、教室の中だけでは得られない学びにも取り組んできました。
教室に入ると、先生と子どもたちが言葉を交わしながら学習に取り組む光景が広がります。勉強する時間はしっかり勉強する一方、子どもたちが自分の気持ちを素直に表現できる、どこか家庭的な雰囲気も印象的です。
その中心にいるのが、教室長の岡崎ゆいか先生。明るく行動力にあふれ、子どもたちと同じ目線で楽しみながら、一人ひとりの可能性を引き出すことに情熱を注いでいます。

アデック方南町校が重視しているのは、子どもたちを一律の基準で評価するのではなく、それぞれの得意なことや苦手なこと、興味の方向、学習への向き合い方を理解しながら成長を支えていくことです。
同じ学年であっても、学習内容をすぐに理解できる子もいれば、少し時間をかけて考えることで力を発揮する子もいます。また、人前で積極的に発言することが得意な子もいれば、最初は自分の考えを言葉にすることが難しい子もいます。
教室では、そうした違いを大切にしながら、分からないことを質問し、自分なりに考え、理解できた喜びを積み重ねていく学習環境づくりに取り組んでいます。
学力を伸ばすことはもちろんですが、その過程で「自分にもできる」「もう少し挑戦してみたい」と感じられる経験を増やしていくことも、教室が大切にしている教育の一つです。

一人ひとりの個性

自分で考える力
教室では、先生の説明に耳を傾けながら問題に取り組む子どもたちの姿が見られました。分からないことがあれば先生に尋ね、答えが分かったときには表情が明るくなるなど、学びの中にも自然なやり取りが生まれています。
岡崎先生が目指しているのは、先生が教えた答えをそのまま覚えるだけの教育ではありません。
なぜそうなるのか、ほかの方法はないのか、自分だったらどうするのか。学習の過程で少しずつ自分の頭を使い、自分の言葉で説明できるようになることを大切にしています。
こうした日々の学習で培われる考える習慣は、今後の学校生活だけでなく、社会に出てさまざまな課題と向き合う際にも役立つ力として位置づけられています。

アデック方南町校のもう一つの特徴は、子どもたちにとって安心できる居場所であることです。
学校で嫌なことがあった日も、勉強が思うように進まない日も、先生や友達に会いたくなった日も、気負わずに足を運べる場所でありたいという思いが、教室づくりの根底にあります。
岡崎先生によると、進学塾への移行などを理由にアデックを卒業した後も、サマーキャンプに参加したり、教室に顔を見せたりする子どもたちがいるそうです。
学習する場所としての役割が終わっても、先生と子どもたちのつながりは必ずしも終わるわけではありません。
岡崎先生は、子どもが成長してからも気軽に訪れることができる、親戚の家や祖父母の家のような温かい場所でありたいと考えています。
また、学校ではなかなか親しい友達ができなかった子が、アデックで別の学校に通う友達と出会い、信頼できる関係を築いたという保護者の声も寄せられているそうです。
勉強だけでは測れない、子どもたちの心の成長と人間関係。それもまた、この教室が提供している大切な価値です。
教室で子どもたちに接するスタッフにも、岡崎先生が大切にしている考え方が共有されています。
子どもの学習を支えるだけでなく、いつもより元気がないこと、何かを伝えたそうにしていること、昨日はできなかったことが今日できるようになったことなど、小さな変化を見逃さず、一緒に喜べる関係を築くことを目指しています。
子どもたちの学力や個性は一人ひとり異なりますが、自分を見てくれている大人がいるという安心感は、新しいことに挑戦するうえで大きな支えになります。
教室長とスタッフがそれぞれの役割を担いながら、学習面だけでなく子どもたちの気持ちにも目を向ける。そのような教室運営をさらに充実させようとしています。

第二の家

子どもの小さな変化
アデック方南町校では、従来の学習指導に加えて、デジタル教材を活用した個別学習にも取り組んでいます。
特に小学4年生から6年生を主な対象とする「ORCA LEAP STUDY」では、学習システム「Assist(アシスト)」を導入し、子ども一人ひとりの理解度や目標に応じて学習を進められる環境を整えています。
タブレットを使った学習は、自分のペースで問題に取り組み、解説を確認しながら理解を深められることが特徴ですが、機械だけに学習を任せるわけではありません。
解説を読んでも理解できない部分や、学習が思うように進まない場合には、教室のスタッフが直接サポートします。
さらに、学習した内容を保護者に伝える仕組みも導入しており、教室で何を勉強しているのか、どのような課題に取り組んでいるのかを家庭でも把握しやすくしています。
子どもの主体性を尊重しながら、必要なところでは人が支える。デジタル教材と先生による指導を組み合わせることで、学習成果をより実感できる教室づくりが進められています。


岡崎ゆいか先生、営業の仕事から教育の世界へ
アデック方南町校を運営する岡崎ゆいか先生は、大学卒業後、営業職として社会人生活をスタートさせ、その後はフリーランスでの営業活動や不動産営業などを経験してきました。
当時は仕事として成果を上げ、収入を得ることを重視していましたが、一方で、自分が本当に好きなことや心から充実感を得られる仕事とは何なのかを考えることもあったといいます。
転機となったのは、母校の学童保育で働き始めたことでした。
当初は営業の仕事と並行して始めた活動でしたが、子どもたちとドッジボールをしたり、工作をしたり、一緒に何かを作り上げたりする時間が次第にかけがえのないものになっていきました。
子どもの好きな電車を一緒に作り、工作に夢中になっているうちに、勤務時間を過ぎても活動を続けてしまうことがあったそうです。
約5年間、子どもたちと向き合うなかで気づいたのは、自分が本当に情熱を注げるのは、子どもとともに過ごし、その成長を支える仕事だということでした。
それまでに培った営業力や企画力、行動力を、今度は子どもたちの未来のために生かしたい。そうした思いが、教育事業を始めるきっかけとなりました。
公立学童での経験は、岡崎先生に教育の楽しさを教えると同時に、集団で子どもたちを預かる施設ならではの難しさにも気づかせました。
例えば工作一つをとっても、絵を描くことが好きな子、段ボールを使って大きな作品を作りたい子、細かいものを丁寧に組み立てたい子など、興味や才能はさまざまです。
しかし、大勢の子どもたちが利用する場所では、安全性や公平性、運営上の理由から、材料の使い方や活動内容に一定のルールを設ける必要があります。
岡崎先生は、そうした施設運営の必要性を理解しながらも、もっと一人ひとりの個性に合わせて、子どもたちが自由に挑戦できる場所を作れないだろうかと考えるようになりました。
勉強を教えるだけの塾ではなく、子どもの良いところを見つけ、それぞれが持っている可能性を伸ばせる場所を作りたい。
その思いを形にしたのが、アデック知力育成教室 方南町校です。

成長する子ども達

デジタル教材と人のサポート
岡崎先生が子どもたちと接する際に、最も大切にしていることがあります。
それは、子どもの心の中にある不安や悲しみ、怒り、納得できない気持ちを見過ごさず、まずは話を聞いてあげることです。
例えば、大人でも仕事で大きな失敗をした日や、大切な人との関係に悩んでいる日に、普段どおり仕事に集中することは難しいものです。
子どもたちも同じです。
学校で仲の良かった友達と喧嘩をした日、先生に叱られた日、家庭で何か悲しいことがあった日。大人から見れば小さな出来事であっても、子どもにとっては心の大部分を占めるほど大きな問題であることがあります。
岡崎先生自身にも、子どもの頃、友達との関係がうまくいかなくなったことを人生が終わってしまうほど深刻に感じた経験があるそうです。
そのような気持ちを抱えた子どもに、ただ勉強しなさいと言っても、心はなかなか学習へ向かいません。
なぜ元気がないのか、何が嫌だったのか、本当はどうしたかったのか。
岡崎先生は、まず子どもの言葉に耳を傾け、安心して気持ちを話せる関係を築くことが大切だと考えています。
学習指導をスタッフと分担しながら、自分自身は教室長として子どもたちの心の変化に向き合う時間を、さらに大切にしていきたいと話していました。

岡崎先生の教育を語るうえで欠かせないのが、子どもたちに自分自身の可能性を信じてほしいという思いです。
人前に出ることが苦手だった子、目立つことを嫌がっていた子が、地域イベントへの参加をきっかけに受付を担当したり、ステージに立ったり、自分から活動に参加するようになったりすることがあるそうです。
岡崎先生自身、地域のお祭りでは華やかな衣装を身にまとい、子どもたちと一緒になってイベントを盛り上げています。
そこには、子どもたちを楽しませるだけではない、もう一つの教育的な意味があります。
大人になっても、自分の好きなことに夢中になっていい。周囲の目を気にしすぎず、思い切って挑戦してもいい。人生はもっと自由で、もっと楽しいものなのだという姿を、自分自身が見せたいと考えているのです。
もちろん、すべての子どもに人前で目立つことを求めるわけではありません。
それぞれの性格や気持ちを尊重しながら、本人が「やってみたい」と思ったときに、その一歩を応援することを大切にしています。
子どもたちが自分の人生の主役として、胸を張って生きていけるように。
岡崎先生の明るさや行動力の背景には、そんな教育への思いが込められています。
岡崎先生が教室を開いた方南町は、家族の歴史と自身の思い出が重なる街でもあります。
父親は中野区南台、母親は杉並区和田にゆかりがあり、岡崎先生も幼い頃から方南町周辺に親しんできました。
初めて自分で文房具や本を買ったお店の思い出や、中学生の頃に学習塾へ通った記憶など、この街には子ども時代のさまざまな風景が残っています。
開業に向けて物件を探していた際、改めて方南町を訪れたことで、忘れかけていた地元への親しみがよみがえったといいます。
そして、この街で子どもたちの成長を支えたいという思いが強くなりました。
単に教室を構える場所としてではなく、地域の人たちとつながり、子どもたちの未来を一緒に育てていく場所として選んだ方南町。
その思いは、現在の地域活動や新しい教育事業にも受け継がれています。

岡崎先生が描く成長のステップ
小学校低学年を中心とするアデックでは、学校の宿題や基礎学習に取り組みながら、机に向かう習慣や、分からないことに粘り強く向き合う姿勢を育てています。
放課後の預かり機能も備えており、学校生活を終えた子どもたちが安心して過ごしながら、学習と生活の両面で成長できる環境を目指しています。
また、年齢や学年の異なる子どもたちが交流することで、年上の子が年下の子を手伝ったり、互いの違いを理解したりする機会も生まれています。
勉強の基礎を身につけるとともに、人との関わり方や日常生活での自立心を育てることも大切にしています。
アデック方南町校では現在、子どもの成長段階に合わせた教育をさらに充実させるため、新たな教育ブランド「Orca Leap(オルカリープ)」の展開を進めています。
目指しているのは、小学校低学年で学習習慣を身につけ、高学年では自分で学ぶ力を育て、さらに中学生・高校生になったら、学んだ知識や経験を社会の中で活用していくという、一貫した教育の流れです。
これまでの教室で積み重ねてきた学習指導と、岡崎先生が大切にしている地域での実践活動を組み合わせ、子どもたちの成長に合わせて学びを発展させていく構想です。

小学4年生から6年生を主な対象とする「ORCA LEAP STUDY」は、子どもたちが自分で学習を進められるようになることを目指した新しい学習プログラムです。
国語・算数・英語・理科・社会の5教科に対応し、一人ひとりの理解度や目標に応じた学習を進められることが特徴です。
得意な教科は先取りして学び、苦手な単元は必要に応じて復習するなど、それぞれの学習状況に合わせて取り組むことができ、英検対策などにも対応しています。
学習システム「Assist」を活用することで、子どもが取り組んだ内容を保護者にも伝えやすくなり、家庭と教室が学習の進捗を共有しながら成長を見守る仕組みも整えられています。
ただ教えてもらうだけではなく、自分の課題を理解し、自分で学びを進めていく。
小学校高学年から中学校への進学を見据え、学習に対する主体性と自立心を育てることが、このプログラムの大きな目的です。

地域活動・ボランティア・生きる力
さらに岡崎先生が構想しているのが、中学生・高校生を主な対象とする「ORCA LEAP」の探究スクールです。
こちらは従来の教科学習とは異なり、実際の社会や地域の中で、自分で考え、企画し、行動する力を育てることを目的としています。
例えば地域イベントの企画、商品開発、プレゼンテーション、SNSを活用した情報発信など、実社会の仕事にもつながるさまざまな活動を教育プログラムとして取り入れることを検討しています。
一つの課題に対して、仲間と意見を交換し、企画を作り、必要な人に協力をお願いし、実際に行動する。そして結果を振り返り、次の挑戦につなげていく。
こうした経験を通じて、学校で学んだ知識を社会でどのように生かすのかを考えられる教育を目指しています。
岡崎先生は2027年4月の開校を目標に準備を進めており、授業の開催日や時間、具体的なカリキュラムについては現在検討が続けられています。
岡崎先生が力を入れているのが、地域そのものを学びの場として活用する教育です。
これまでアデック方南町校では、方南町のお祭りやハロウィンイベント、地域の安全について考える活動など、教室の外でのさまざまな経験を大切にしてきました。
地域の人に挨拶をすること、知らない大人と話すこと、仲間と協力して仕事を進めること、自分に与えられた役割を最後までやり遂げること。
こうした活動は、教科書を読んで知識を身につける学習とは異なりますが、社会で生きていくために必要な経験でもあります。
例えば方南町のハロウィンイベントでは、子どもたちがお菓子をもらう参加者としてだけでなく、お菓子を配ったり、運営を手伝ったりするボランティアとして活動する機会も設けられています。
2026年10月25日に開催された方南町ハロウィンパレードでも、アデックの子どもたちが地域ボランティアとして参加しました。
地域の人々と関わりながら、誰かのために行動する喜びを知ることも、岡崎先生が目指す教育の大切な一部です。

地域活動では、岡崎先生は子どもたちに参加を強制するのではなく、自分がどのような役割を担いたいのかを考えてもらうことを大切にしています。
イベントを楽しむ参加者になるのか、それとも運営を手伝う側になるのか。
自分で選び、ボランティアを希望する子どもには役割を与え、責任を持って活動する機会を作っています。
そして今後は、こうした地域活動をさらに発展させ、イベント当日だけでなく、その前段階から子どもたちが企画や運営について考えられる授業へとつなげていきたいと考えています。
何のためにイベントを行うのか、誰に喜んでもらいたいのか、どのような準備が必要なのか、当日は誰がどの仕事を担当するのか。
これらを子どもたち自身が話し合い、考えることで、単なる楽しい思い出にとどまらない教育の機会へと発展させていく構想です。

岡崎先生が教育の目標として掲げる「生きる力」は、単に知識が豊富であることや、試験で高い点数を取れることだけを意味するものではありません。
知らない場所に飛び込み、初めて出会う人と関係を築き、困難な状況でも自分で考えて道を切り開いていく力。
思いついたアイデアを企画にまとめ、人に伝え、周囲の協力を得ながら実現していく力。
そして、失敗しても挑戦をやめず、自分の可能性を信じて次の一歩を踏み出す力です。
岡崎先生自身、営業職から教育の世界へ転身し、自分の教室を開き、地域の人々とつながりながら新しい取り組みを生み出してきました。
その経験があるからこそ、子どもたちにも、将来どのような場所に進んだとしても、自分自身の力で人生を切り開いていける人になってほしいと願っています。

岡崎先生は方南町で子育てをする家庭への思いを語ってくれました。
岡崎先生にとって方南町は、大人同士のつながりが強く、地域の人たちが顔を合わせ、互いに助け合える温かさが残る街です。
だからこそ、子育てについても家庭だけで抱え込むのではなく、地域の人たちをもっと頼ってほしいと考えています。
子どもが学校のことで悩んでいるとき、反抗期を迎えて親子の会話が難しくなったとき、家庭ではなかなか見えない子どもの一面を知りたいとき。
親でも学校の先生でもない、もう一人の大人が関わることで、子ども自身が安心して話せることもあります。
アデック方南町校が目指すのは、そうした家庭と地域をつなぐ存在になることでもあります。
岡崎先生は、子どもたちのことだけでなく、保護者の悩みにも耳を傾けながら、一緒に成長を見守っていきたいと話しています。
岡崎先生は今後、教室での教育活動に加えて、自身の教育に対する考え方や、子どもたちが日々成長していく様子、地域イベントへの参加、新しい教育事業「Orca Leap」の取り組みなどを、これまで以上に積極的に発信していく考えです。
その取り組みでは、地域情報メディア「まいぷれ杉並区」とも協力しながら、ニュース記事やSNSを通じた情報発信に加え、ライブ配信などにも挑戦し、保護者や地域の人々と直接言葉を交わす機会を広げていくことを目指しています。
今回のインタビューでも、岡崎先生は動画を撮影して編集することより、人と会話をしながら自分の思いを伝えることに魅力を感じていると話しており、ライブ配信を通じた子育てや教育についての交流にも意欲を示していました。
教室の日常や地域活動の紹介はもちろん、保護者が抱える悩み、子どもたちとの向き合い方、岡崎先生自身が経験してきたことなど、日々の教育現場から生まれるさまざまな話題を発信していくことで、教室に通っていない方々にも教育について考えるきっかけを届けていきたいと考えています。
また、まいぷれ杉並区としても、岡崎先生の活動やOrca Leapの新たな取り組みを継続的に取材し、方南町から生まれる教育と地域のつながりを広く紹介していく予定です。
● 所在地
東京都杉並区堀ノ内1-2-10
● アクセス
東京メトロ丸ノ内線「方南町駅」1番出口から徒歩約1分
● 教室長
岡崎ゆいか
● お電話
03-5913-7370
教室見学や体験、各コースの募集状況については、直接教室へお問い合わせください。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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