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★【阿佐ヶ谷】公益社団法人東京青年会議所(東京JC) 杉並区委員会委員長として活躍中 石井薬局 代表取締役 中野純希さん★

杉並区への強き想い、東京JC杉並区委員会委員長としての責任、そして、これからの杉並区を語る中野社長

石井薬局 創業の歴史

石井薬局は、大正11年(1922年)に私の曽祖父・石井輝太が創業しました。
輝太は岡山県出身で、16歳のときに単身でアメリカへ渡り、その後は中国・大連を経て日本に戻りました。 関東大震災の復興でにぎわう東京の西、阿佐ヶ谷の可能性を感じて、この地で薬と雑貨の店を開業したのです。 調剤業務は昭和6年ごろから本格的に始まりました。
明治薬専(現・明治薬科大学)を卒業した弟が加わったことで、 町の薬屋さんから、医療を支える存在へと変化していきました。

2代目・石井明の時代

祖父・石井明は大正15年生まれ。戦中戦後の混乱の中、店舗が空襲で焼失するなど苦難の時代を乗り越え、再建を果たしました。 漢方薬や薬局製剤(風邪薬など)を得意とし、「信用と信頼で仕事をする」をモットーに、 阿佐ヶ谷で長年薬剤師として現役で立ち続けました。

4代目としての継承

私は生まれも育ちも杉並区阿佐ヶ谷。小中高も杉並区内で過ごしました。 大学で薬学を学んだあと、一度は外の製薬会社に勤めましたが、祖父が高齢となった事もあり、石井薬局に戻る決意をしました。 石井薬局に入って9年目、経営を引き継いで5年ほどになります。

実は私の母は薬剤師ではなく、店を切り盛りする実質的な3代目のような存在でした。 そして、今は私が4代目として、石井薬局の現場と経営を担っています。

阿佐ヶ谷・石井薬局の100年と未来

 

杉並区阿佐ヶ谷で100年以上にわたり地域医療に貢献してきた「石井薬局」。本稿では、その創業から現在に至る歴史、現4代目の取り組み、そして今後の展望についてお聞きしました。

 

 

商店街全体の活性化を重視し、90代前半でも現役として店頭に立ち続けた、2代目社長である石井明さんが長年の功績を称えられ勲五等雙光旭日章(勲五等双光旭日章)を受賞されました

地域の医療の入口としての薬局へ

 

「体調を崩したら、まずは石井薬局に相談しよう」そんな存在でありたいと考えています。市販薬で済む場合もありますし、必要があれば病院をご案内することもできます。薬局は、医療の入口でもあり出口でもある。地域医療の最前線としての薬剤師の在り方に、強く使命感を持っています。

漢方薬は祖父の代から得意とする分野。現在は、 漢方薬を得意とする薬剤師も複数おり、私自身も日々学びながら相談に応じています。体質改善や予防医学、 西洋薬では対応できなかった方々への治療の選択肢として、 漢方薬を提案させていただいてます。

石井薬局を創業された石井輝太氏


大正11年11月(1922年)、阿佐ヶ谷南に「石井薬局」を創業された石井輝太氏、米国・中国での経験をもとに、阿佐ヶ谷で起業を実現された。
戦前から続く商店街文化の礎を築いた

石井薬局の役割とブランディング

石井薬局は、阿佐ヶ谷パールセンター商店街の老舗のひとつです。処方せん調剤はもちろん、市販薬・漢方薬・スキンケアなど多彩な商品を扱い、店内ではスタッフ全員が実際に商品を試し、納得したものだけをおすすめするという姿勢を貫いています。

また、阿佐ヶ谷パールセンター商店街においては、古くから続く店として、チェーン店とは違う、人の顔が見える薬局として、地域との関わりを大切にしています。商店街のイベントや七夕まつりなどにも積極的に参加しており、これからのまちづくりにおいても、石井薬局として責任ある役割を果たしていきたいと考えています。


 

石井薬局が100年を超えて続けてこられたのは、地域の皆さまのおかげです。これからも医療の入口として、まちの相談窓口として、そして皆さまにとっての「かかりつけ薬局」として、誠実に歩んでいきたいと思います

未来への継承と子どもたちへの想い

 

私には3人の子どもがいます。一番上の子は小学生ですが、今後もしこの業界に興味を持ってくれるなら、選択肢の一つとして薬剤師や薬局経営という道を残しておきたいと思っています。もちろん無理に継がせる気はありません。でも「継ぎたい」と思ったときに継げる環境を残すことが、今の私の役目のひとつだとも思っています。


 

東京JC杉並区委員会での活動

2021年に東京JC杉並区委員会に参加しました。きっかけは同業の薬局経営者の紹介。 現在は杉並区委員会の委員長も務めており、多文化共生や青少年育成(わんぱく相撲事業など)に取り組んでいます。

外国人が増える杉並区において、子どもたちが自然と異文化に触れ、受け入れる心を育てることが、 これからのまちの姿を作ると信じています。

街の人よりの健康相談

石井薬局のスタッフの皆さん

阿佐ヶ谷という町への愛着

私はこの町が大好きです。大学や就職などがあり離れたこともありますが、やっぱり阿佐ヶ谷がいい。

阿佐ヶ谷パールセンター商店街の賑わい、阿佐ヶ谷の空気、人の温かさ。それが私の原点です。


普段は家族との時間を大切にしつつ、地元の居酒屋やイタリアン「松下雄二屋」さんなど、阿佐ヶ谷で飲む時間も大切にしています。

石井薬局

阿佐ヶ谷の笑顔を守る薬局

住所杉並区阿佐谷南2丁目16−4 石井ビル
電話番号03-3311-1012

編集後記
100年を超える歴史を持つ石井薬局。

その4代目を担う中野氏は、地域医療とまちづくりに深い使命感をもつ経営者です。薬剤師としての専門性はもちろん、東京JC杉並区委員会委員長としても、次世代育成に尽力する姿は、まさに「まちのリーダー」と呼ぶにふさわしい人物です。

古き良き商店街文化と、現代のニーズとを柔軟に融合させながら、阿佐ヶ谷の未来を見据える姿勢に心を打たれました。これからも石井薬局と中野氏の歩みに注目していきたいと思います。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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