藤原建設不動産 杉並区阿佐谷北店
| 住所 | 阿佐谷北2丁目9−18 第1山田ビル |
| 電話番号 | 03-3339-1122 |
杉並区で活躍している人を取り上げます
★【阿佐ヶ谷】公益社団法人東京青年会議所(東京JC)杉並区委員会委員 藤原不動産 代表取締役 多田 健人社長★

杉並・阿佐ヶ谷、荻窪の地に根ざし、地域とともに歩む不動産会社──藤原建設。
多田健人社長は、いまや地域の暮らしの相談役として、民泊から空き家活用、戸建ての再生まで幅広い相談に応じています。 彼の原点には、何よりも地元・杉並への深い愛情と責任あるまちづくりへの強い想いがあります。
不動産というと「物件を売る・買う」だけの世界に見られがちですが、多田社長は「不動産は住まい以上の意味を持つ」と語ります。 杉並という土地には、再建築不可の物件や、狭い道路に起因する制限、建築コストなど、外からは見えにくい課題が山積しています。 そうした中、軽はずみに不動産を手放したり、不動産業者の営業に流されたりするケースも少なくありません。
だからこそ、「大手には拾えない暮らしの視点を持ちたい」と多田さんは言います。 彼がその姿勢を貫けるのは、最愛の祖父から受け継いだ人と人との信頼を何よりも大切にするという教えがあるから。
祖父は地元の何でも屋のように人々の声に耳を傾け、そこから自然と信頼が生まれていったといいます。
「僕も、そんな存在でありたい。杉並の未来を一緒につくっていきたいんです」──そう静かに語る多田社長に、お話を伺いました。
よく「不動産屋って何してるの?」って聞かれるんですが、僕が目指しているのは、単なる「物件を売る・貸す」っていう枠を超えた、暮らしの相談役みたいな存在です。
民泊の相談もあれば、相続された実家の処分についての相談もある。杉並には、色々と複雑な物件も多いんですよ。でも、ネットに出てる情報だけじゃわからないことが多くて、それを地元の視点でしっかり伝えるのが僕の役目だと思っています。
杉並って、いい街なんですけど、道が本当に狭い。これは、土地の再活用や再建築において大きなネックになってます。僕はずっと「道を広げたい」って言ってます(笑)。
でもこれは、ただの整備じゃなくて、暮らしを豊かにするための仕組みづくりなんです。
2代目、3代目のオーナーさんたちに、土地や建築に関する知識をちゃんと持ってもらいたい。
リテラシーを育てることが、結果としてまち全体の質を上げるんだと思っています。

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最近特に危機感を感じてるのが、サブリースの問題です。
たとえばオーナーさんから10万円で借りたテナント物件を、業者が15万円で別の人に貸す。中抜き5万円。これって一見ビジネスに見えるけど、実は街にとってはマイナスなんですよ。オーナーさんには正当な利益が入らないし、そのぶん借り手のハードルも上がって、若手の飲食店やチャレンジショップが入れなくなっちゃう。
で、そういう場所が空き続ける。街が活気を失う。完全に悪循環です。
僕は、商業が元気じゃないと住まいも豊かにならないと思ってるんですよ。店があって、人が集まって、賑わいが生まれて、その先に「ここに住みたい」って思ってもらえる。だから商業と住居って、循環なんです。
今後は、もっと適正な家賃設定と、公正な契約をちゃんとつくっていけるような仕組みも必要だと思います。

「住むなら杉並だよね」「住むなら阿佐ヶ谷だよね」
そう言われるような街にしていきたいんです。
僕の夢です。大げさに聞こえるかもしれませんけど、本気で思ってます。杉並は、自然も文化も教育も、全部バランスがいい。実際、住みたい街ランキングでも上位に入ってるんですよ。でも、まだまだポテンシャルはあるんです。
2023年に東京JC杉並区委員会に入りました。入ってみて思ったのは、やっぱり人の力がまちを動かすってこと。 いろんな立場の人と出会って、地域課題について語り合って、時には政治にも触れて…
僕にとって東京青年会議所は、視野が広がる場所です。
今はメンバー拡大にも力を入れていて、若い世代がもっと地域に関わる仕組みをつくりたいと思っています。
藤原建設の歴史を語る上で、欠かせないのが、僕の祖父の存在です。祖父は杉並の地で、不動産業という枠を超えて、地域の何でも屋のような存在として多くの人に頼られてきました。「網戸が壊れた」「鍵が閉まらない」といった小さな困りごとにも親身に対応し、誰に対しても誠実に向き合う姿勢が、自然と信頼を集めていったんです。
肩書きは不動産屋でしたが、実際にはまちの暮らし全体を支えるような存在だった。そんな祖父の姿を、僕は幼いころから間近で見て育ちました。
というのも、僕の両親は当時JAL(日本航空)で働いており、世界中を飛び回っていました。
家を空けることも多く、僕は祖父母と過ごす時間が自然と長くなったんです。祖父は黙々と仕事をこなしながらも、地域の人たちと冗談を交わし、ときに真剣な相談にも乗っていて、その姿が僕の中では「仕事」と「生き方」の両方の見本になっていきました。
いま、僕自身が不動産という仕事を通じてこのまちの未来に関わろうとしているのは、まさに祖父から引き継いだまちと人に尽くす精神があるからです。ただ物件を扱うのではなく、暮らしそのものを支える存在として、祖父のように信頼される不動産屋でありたい。
その思いを、これからの杉並にしっかり根づかせていきたいと思っています。
最後に、僕が個人的に大好きな杉並のお店や場所をちょっとだけご紹介。
ANTICA TRATTORIA M's DAL1995:中杉通り沿いのイタリアンの名店。とにかく美味い!
手打ち蕎麦 やの志ん:古民家風の知る人ぞ知る名店。予約必須。
阿づ満や(うなぎ屋):老舗の味。家族で何度も通ってます。
阿佐ヶ谷神明宮:気持ちをリセットしたいときは、ここに行きます。
自分の事務所(藤原建設):なんだかんだで一番落ち着く場所かも(笑)
僕はこれからも、杉並で生き、杉並とともに街をつくっていきます。
不動産のこと、まちのこと、困りごとがあったら、ぜひ気軽に声をかけてください。
編集後記
今回、多田健人社長にお話を伺い、心から感銘を受けました。まだお若いにもかかわらず、杉並区という地域を真剣に見つめ、課題に対して確実に行動へと移されているその姿勢は、まさに次世代を担う実業家のあるべき姿だと感じました。
日々の社長業に加え、東京青年会議所での地域活動にも精力的に取り組まれ、まち全体を「もっと良くしたい」という思いを、言葉のみではなく実践で示している姿には、頼もしさを超えた尊敬の念すら抱きます。
また、ご自身の事務所にArtist emi tanajiさんによる壁画を取り入れ、地域の人々の目を楽しませ、憩いの場、一種のランドマークとしての存在感をもたせるその発想力にも驚かされました。まちづくりをビジネスと切り離さず、人とまちをつなぐ役割として楽しんでいる様子が印象的でした。
こうした青年実業家が杉並にいることを、地域のひとりとしてもとても心強く感じます。多田社長はまさに、杉並に根ざした地元の御用聞きであり、信頼できる相談役。このまちの未来に、確かな希望を感じさせてくれる存在です。
まいぷれ杉並区編集部
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