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★【杉並区】トートタロットの第一人者 レオン・サリラ 単なる占いのカードではない、「人生を創造的に生きるため」のレッスン体系です」★

特集:レオン・サリラという存在

 

タロットを「生きる哲学」として体現する、稀代の探究者に聞く

私たちはいま、ひとりの人物を紹介しなければならない──
それは、レオン・サリラ先生。

タロットを当てものではなく、魂と向き合うための哲学的行為へと昇華させた、日本におけるトートタロット、象徴解釈の第一人者である。

レオン・サリラ先生がこれまで歩んできた道は、タロット占術という枠には到底収まらない。
哲学者・谷川徹三や聖書学者・高橋三郎といった思想巨人たちとの直接的な交流、そして企業社会でのキャリアを経て、ついには魂の声に導かれるようにして山にこもり、静寂の中で本当の自己と出会い直した。

その後、タロットの体系を哲学的・神秘学的に再構築した「魔術師の神殿体系」を打ち立て、自らの研究と実践を深める場として「タロット王国」を創設。

2025年には集大成ともいえる『決定版 魔術師のトート・タロット』を学研より発刊している。

そんなサリラ先生に、私たちは今回お話を伺う機会を得た。
その語り口は穏やかでありながら、魂の奥深くに届くものがある。
「人生とは、問いそのものなんです」と先生は言う。
その言葉に触れたとき、私たちは生きるという営みに、もう一度、根源から向き合うことになる

哲学との出会い、少年の日に火が灯った

私は1944年、新潟県の南蒲原郡、今でいう長岡市に生まれました。
高校時代、静岡県立沼津東高校でのある講演が、私の人生の向きを決定づけました。講演者は、内村鑑三の弟子である矢内原忠雄先生。私はその一度きりの出会いで、生きるということの重さと、精神の自由について深く心を揺さぶられたのです。

そのときから「この世界をどう生きるか」「人間とは何か」という問いが、私の内に根を張り始めました。

哲学に導かれ、魂に火がついた大学生時代

法政大学第一法学部に進んだ私は、ある日、谷川徹三総長の講演「自由について」に出会いました。谷川先生は西田幾多郎の弟子でもあり、そのお話は私の胸を激しく打ちました。講演のあと、私は思い切って谷川先生を直接お訪ねしました。なんと、そこから個人的に哲学的な指導を受けるという、ありがたい縁に恵まれたのです。

同時期に、国際法学の安井郁先生のゼミに通い、そこで弁証法哲学にも触れました。そして安井先生が紹介してくださったのが、再び矢内原先生の弟子であり、精神的葛藤を超克することと実存の統合を目指していた高橋三郎先生でした。1965年、私は先生の講座への出席を許され、そしてそこで、自分の人生の軸が完全に変わってしまった。

いや、「決まった」と言った方が正しいでしょう。私は高橋先生を生涯の師と仰ぐことになります。

企業社会から魂の地図へ

大学卒業後、私はNKK(日本鋼管)やカネボウといった大手企業に15年ほど身を置きました。
社会の歯車の中で、会社の論理や経済の現実、そして人間が役割として生きる仕組みに身を投じながらも、あるときから、心の深部で明らかに何かが鳴り始めたのです。

「このままで本当にいいのか?」
「人間とは、果たしてこの社会構造の中で完結してしまう存在なのか?」

そうした問いが、日々強く、切実に、私の内なる声として響くようになっていきました。

そして、決定的な瞬間が訪れます。
ある日、雑誌に掲載されていた1枚のトート・タロットカードを見つめたとき、私ははっきりと悟ったのです。
言葉では説明できない深い共鳴が起こり、私はその一枚によって、自らの人生を根底から変える決心をしたのでした。以後、私はその象徴の言語、すなわちタロットを通じて、魂と世界とをつなぎ直す道に踏み出していくことになります。

山籠もり、沈黙の中で聞こえてきた本当の声

ただ、いきなりタロットに向かうことはできませんでした。
まずは、自分自身の本当の声を取り戻さなければならなかった。

私は山にこもりました。文明の音から離れ、風や星の音だけが語りかけてくるような時間の中で、私はようやく静けさという名の「本当の自己」と再会したのです。
その体験は、のちの私のタロット観に決定的な影響を与えることになります。

魔術師の神殿体系、タロットは人を変える

2003年、「魔術師の神殿体系」と名づけたタロット訓練法を確立しました。これは、単なる未来予知の占術ではなく、人間の内奥にある構造、そして世界との関係性を再構築する体系です。

この体系を実践・学習する場として、「タロット王国」を設立しました。
その活動の一環として、2015年に『魔術師のトート・タロット』を出版し、2025年には学研さんより『決定版 魔術師のトート・タロット』として、さらに深めた内容を世に問うことができました。

現在は、そこからさらに一歩踏み込んだ探求──『秘儀参入のタロット』という、新たな人間理解の扉を開こうとしています。
それは、「人間は救済されなければならない存在」という旧来の前提を超えて、「創造的に世界を生きる存在」へと変容することを目指すものです。

タロットは「鏡」であり「問い」

よく「タロットって当たるんですか?」と聞かれることがあります。でも、私にとってタロットとは、未来を予測するための道具ではありません。むしろ、「いま、あなたがどこに立ち、どんな問いを抱えているのか」を映し出す鏡のようなものです。

象徴の世界は深く、同時に非常に現実的です。カードが語っているのは、何か神秘的な未来ではなく、まさに「あなたという存在の構造」そのもの。その構造を見つめ直すことで、人は自然と変わっていけるのです。


 

摩風ゆみ(タロット王国代表)

レオン・サリラ先生に師事、タロット運命学、西洋占星術、数秘術、西洋手相を修得。数あるタロットの中でも、古代から「知恵の書」と呼ばれる「トートタロット」の講師として活動中
公認ティーチャー


対話としてのリーディング

タロットのリーディングは、一方通行の予言ではありません。
カードを通して、相談者の中にすでにある「問い」が形になって現れてくる。私はそれを言葉にして一緒に読み解いていく、いわば共感者のような立場です。

 

先日、とある来訪者の方と静かに向き合う時間をいただきました。
その場でタロットを展開し、リーディングを行ったのですが、一枚一枚のカードが、その方の中にある光や影、そしてこれから芽吹こうとする可能性や問題点を、静かに、けれど確かなかたちで映し出していったのです。

私はただ、カードの示す象徴の声に耳を傾けながら、そこに現れた「問い」を一緒に見つめていきました。
あの時間は、私にとってもたいへん豊かなひとときでした。

トートタロットを学びたい方、鑑定をご希望の方へ

 

タロット王国では、トートタロットの体系的な学びを深めたい方、あるいは個人リーディングを通じてご自身と静かに向き合いたい方に向けて、講座や鑑定を行っております。

「答え」ではなく「問い」が生まれる根源を十分に理解すること。
トートタロットは、未来を当てる道具ではなく、魂と人生をつなぎ直すための象徴の言語です。
そこには、“占い”を超えた、深い対話と変容の時間が広がっています。

 

                     

タロット王国公式

タロットに秘められた「神話と象徴」を通じて、自分という存在に新たに出会うその瞬間に──
ご一緒できることを、心より楽しみにしております。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。