まいぷれ杉並区スタッフが行った!みた・きいた!
都会の中で自然と触れ合う貴重なイベント

6月7日(土)・8日(日)の2日間に渡って行われた「第28回 久我山ホタル祭り」
今年も多数の区民がゲンジボタルに会いに集まりました。
両日とも開始時間の14時には早くも多くの来場者が会場となった久我山駅周辺に集まり昼間から大賑わい。地元商店街も協力し、沿道の模擬店での買い物や食べ歩きを楽しみながら、ゲンジボタルの幻想的な舞いを今か今かと待っていました。
今年の主な鑑賞スポットは神田川会場(清水橋~下流約200m)、玉川上水会場(岩崎橋~下流約200m)、宮下橋公園(ホタル池)の3か所。
他に久我山稲荷神社や久我山会館などでもネットケージの中のホタルを鑑賞することができ、特に子供たちが間近で見る蛍に大興奮。都会で生き物と触れ合う貴重な機会となりました。
また久我山会館ではライブ演奏、久我山橋横では園芸体験などのホタル祭りに合わせたイベントも行われ、久我山は街全体がホタルの光に誘われるように楽しい週末となりました。
今回放流されたのはゲンジボタル。ちなみに日本を代表するホタルにはゲンジボタル、ヘイケボタルの2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
ゲンジボタル
・体長(雄) 約12~18mm
・発光の強さ 非常に明るく、点滅間隔も長め(ゆっくり飛びながら点滅)
・幼虫の生息地 主に清流(水質の良い川)
ヘイケボタル
・体長(雄) 約7~10mm
・発光の強さ 比較的弱く、点滅も速い(すばやく飛びながら点滅)
・幼虫の生息地 水田や湿地、用水路(やや汚れていても可)

28回目となった今回は計3万人以上の来場者がありました。

久我山駅の電光掲示板にもホタル祭りの案内が掲出され、街全体がホタルのやさしい光に酔いしれるような2日間となりました。

久我山会館でもホタル観賞ができ、多くの来場者が幻想的な光を間近で楽しんでいました。

ホタルの成長記録も展示され、幼虫から成虫になるまでの過程を分かりやすく学ぶことができました。
水槽に入れられたホタルの幼虫や成虫を観察しながら、ホタルの生態について学ぶことができました。普段はなかなか目にする機会のないホタルの成長過程に、多くの来場者が興味深そうに見入っていました。

ホタルの卵の写真も展示されており、編集部員も見るのは初めて。小さな命の始まりに、あらためてホタルの神秘を感じることができました。

産まれたばかりのホタルの幼虫も展示されていました。幼虫はカワニナなどの貝の仲間を食べて成長し、やがて幻想的な光を放つ成虫へと育っていきます。

日本を代表するホタルであるヘイケボタルとゲンジボタル。それぞれ大きさや生息環境、光り方に違いがあり、その特徴を比較しながら学ぶことができました。

ケージ越しに見るホタル。間近で観察できる貴重な機会に、多くの来場者が足を止めて見入っていました。

矢印で示した個体が発光しています。暗闇の中でやさしく光る姿は、ホタルならではの幻想的な魅力を感じさせてくれました。

ケージ越しに光を放つホタル。写真では少し分かりづらいかもしれませんが、やさしく輝く光を確認することができました。
当日は子どもから大人まで幅広い世代の方々が訪れ、久我山の街は多くの人でにぎわいました。
普段は落ち着いた印象の井の頭線沿線ですが、このようなお祭りやイベントを通じて地域の交流が生まれ、街の活性化につながっていることを実感しました。
会場周辺では浴衣姿の子どもたちの姿も多く見られ、近隣の飲食店や商店も大盛況。ホタル観賞だけでなく、街歩きそのものを楽しむ来場者の姿が印象的でした。
地域の皆さんと商店街、関係団体が協力して作り上げる、久我山らしい温かさにあふれた素晴らしいお祭りでした。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。