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杉並区で活躍している人を取り上げます

杉並区で活躍している人を紹介します。SUGINAMI コネクション 

★ドローンのいまがわかる ドロパッ! 水野二千翔さん★

水野さんの行きつけのお店

高円寺 「Kitchen Bar ノラや」さんにて

ドロパッ! 水野二千翔さん

 

杉並区高円寺から

高円寺工房を主宰し、「エアリアルウェイ・ライター / 一等無人航空機操縦士編集者」として活動している、水野二千翔(みずの にちか)さん

 

名古屋出身で、2004年に大学進学のために上京しました。学生時代は小平市で過ごし、2008年に高円寺に移り住んで以来、この町を拠点に編集者として、そして今はドローンの専門家として活動しています。

雑誌編集という情熱の現場から

大学卒業後、編集プロダクションや出版社で働き、『アニメディア』『メガミマガジン』などのアニメ雑誌で編集・執筆に携わってきました。しかし、雑誌文化が衰退していく現実にも直面しました。読者が紙媒体から離れていく中で、「これからの自分のキャリアはどうあるべきか」と模索していました。

 

ドローンとの出会いと国家資格取得

2022年春、日本経済新聞に掲載されたドローンに関する記事が転機をもたらしました。

物流や点検、防災など、多岐にわたるドローンの活用例に心を動かされ、すぐにドローンを学ぶ「ドローン大学校」への入学を決意。

2週間の集中講座を受講し、安全運航の大切さを徹底的に学びました。2023年には国家資格「一等無人航空機操縦士」を取得し、現在は操縦だけでなく、ドローンにまつわる執筆・編集も行っています。

杉並区の科学館IMAGINUSで開催した時の様子

スライドを使いながら解説

山形県朝日町のイベントにて

マスコットの桃色ウサヒと水野さん

 


      

「ドロパッ!」で広がる空の輪

ドローン大学校修了後、「ただドローンを飛ばせるだけ、資格を取っただけでは仕事にならない」という現実に直面。ならば自ら現場を作ろうと考え、2022年8月に高円寺の高架下でドローンイベント「ドロパッ!」を立ち上げました。以降、季節ごとに開催を重ね、2024年春の第8回までに延べ300人以上が参加。ミニドローンの操縦体験やプログラミング、民間資格・ドローン検定の講座など、多彩なプログラムを提供しています。

 

この取り組みは、中野区の小学校や商業施設などにも広がり、ドローンの魅力を地域に伝える活動として定着しつつあります。

編集と飛行の融合 ━ 空の記者として

現在ではWebメディアや書籍にも寄稿し、操縦だけでなく「飛ばさないドローンの仕事」でも活動の幅を広げています。2023年にはエムディエヌコーポレーションの書籍『ドローン3.0時代のビジネスハック』(名倉真悟著)の編集も担当しました。

 

特に注目しているのは、災害時の活用やインフラ点検など、公共性の高い分野でのドローンの応用です。実際、埼玉県では高圧線のケーブル輸送をドローンで行う試みにも関わりました。ドローンは物流だけでなく、防災・医療・農業と、社会インフラの一部として確実に存在感を増しています。

 

これからも“空の道具”を広めたい

私はドローンスクールを開校したいとは思っていません。それよりも、ドローンという素晴らしい技術を「社会に役立つ道具」として広めたい。地域の人々がドローンに親しみ、理解を深められるようにしたいのです。

ドローンは単なるガジェットではなく、地域を支え、命を守り、人をつなぐ力を持っています。これからも「ドロパッ!」を通じて、その可能性をもっと多くの人に知ってもらえたらと思っています。

空の世界に興味を持たれた方は、ぜひ「ドロパッ!」に遊びに来てください。一緒に、空を楽しみましょう。



 

杉並区への思いと課題

 

長年暮らしている杉並区が大好きです。

自然豊かで素敵な公園も多く、交通の便も良い。都会的な便利さと下町の温かさが調和した、非常に住みやすい場所です。行きたくなるお店もたくさんあり、おいしいお店もたくさんあります。

 

ドローンの活用については、他の地域より遅れていると感じています。杉並区の行政が「官民協働」を掲げながらも、災害時におけるドローン活用については他区に比べ消極的だと感じます。「災害時にドローンは非常に有効な手段ですよ」と伝えたことがありますが、進展はしていないですね。

 

他の区では、民間企業と協力して防災協定を結ぶなど、先進的な動きが出てきています。杉並区ももっと柔軟で前向きな姿勢を持ってくれたらと、心から願っています。

 


 

「Kitchen Bar ノラや」

 

ノラやは高円寺ガード下にある、ちょっと隠れ家のような雰囲気のバー。名前の通り“キッチンバー”なので、ドリンクだけでなく、手の込んだフードメニューも魅力のひとつです。おつまみカレーはおいしいですよ!

 


私は普段、平日は仕事の合間や打ち合わせ終わりにふらりときたり、体調のことも考えて今は週に2日は休肝日を設けていますが、それでも週2~3回は足を運んでいますね!


高円寺には本当に多くの魅力的なお店がありますが、「自分の場所」と思えるところに出会えるのは、なかなか稀なこと。「KitchenBar ノラや」は、まさにそんな場所です。

ドロパッ!の水野さんといったら、このTシャツと帽子がトレードマーク

取材のためにお持ちいただき着替えてパチリ!

【編集後記】空を見上げる視点が、杉並区の未来を変えていく


高円寺を拠点に活動するエアリアルウェイ・ライター / 高円寺工房を主宰、一等無人航空機操縦士編集者の水野二千翔(みずの・にちか)さん。

 

ドローンという最先端の技術を、地域や日常の中にやさしく溶け込ませていく姿勢が、とても印象的でした。

水野さんの語る「飛ばさないドローンの仕事」という表現は、単に空を飛ばすだけでなく、その先にある「人と社会をつなぐ手段」としてのドローンの可能性を改めて考えさせられました。

また、杉並区という地域への深い愛情と、だからこその歯がゆさも、率直に語ってくださったのが印象にのこりました。

自然と文化、暮らしやすさが調和するこのまちが、ドローンのような先進技術とも自然につながっていく未来が描けたなら━それはきっと、まちにとっても、私たちにとっても希望ある一歩になるはずです。

 

「KitchenBar ノラや」

ちょっと肩の力が抜けて、暮らしの風景の中にある水野さんの素顔を垣間見ることができました。高円寺というまちが持つ人のにおいや“物語の余白”を感じていただけたなら幸いです。

 

水野さん、素敵なお話をありがとうございました。

 

まいぷれ杉並区編集部

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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