杉並区で活躍している人を取り上げます
★FMすぎなみプロジェクト代表 菅沼 勇也さん★ 地域を引っ張っていく存在でありたい

僕は栃木県上三川町の出身です。
地元の高専を中退し短期大学(杉並区)に進学したのが杉並との出会いでした。
当時は観光やまちづくりに興味があって、観光学を学べる短大に進学しました。
学生時代、杉並に住んでいたのは1年ほどでしたが、その間に地域のボランティア活動に参加するようになりました。きっかけはゼミの先生の紹介で、「まちはく」という地域イベントに関わることになったんです。このイベントを通して、杉並の地域活動の熱量に圧倒され、心から魅了されました。
正直、地元・栃木ではここまで活発な地域活動を見たことがなかった。杉並区の人々は本当に地域のことを真剣に考え、行動している。僕はそんな杉並の人々に一目惚れしたんです。
「こんなに素晴らしい人たちがいるのに、それを伝える手段がないのはもったいない」と思った僕がひらめいたのが、ラジオでした。ちょうどその頃、テレビ番組『ザ!鉄腕!DASH!!(日本テレビ)』で出演者が コミュニティFMに挑戦する企画を観て「地域の声を届けるにはこれだ」と直感しました。
当時はまだ短大を卒業したばかり。まずは現場で経験を積むために、地元・栃木県のコミュニティFM局(栃木市)で働かせてもらいました。週15時間以上しゃべる日々。番組の企画、スポンサー集め、編集、ミキサー操作──様々な仕事を経験させてもらいました。
僕が企画した鉄道番組や居酒屋系番組は、地元の方々に好評をいただきました。あの5年間は本当に修業の日々でしたが、「いつか杉並で開局する」という目標が、常に僕の原動力でした。
2020年、ついに「FMすぎなみプロジェクト」として活動を開始しました。最初はYouTubeでの音声配信からスタート。自作のジングルを入れて、収録も編集もすべて自分でやりました。
最初の番組『すぎラジCONNECT』は、地域の人やイベント、活動をラジオ的なスタイルで伝える内容です。やっぱりラジオが好きで、音声だけで伝える温かさが好きなんです。
そして立ち上げ当初から一緒に走ってくれたのが、メンバーの山城隆盛さん。2人で試行錯誤しながら番組を組み立て、少しずつ仲間が増えていきました。今では複数名のメンバーと一緒に、月一回の定例会で企画を共有しながら番組制作に励んでいます。
「ラジオから、区民の輪を広げたい」、これがFMすぎなみの理念です。
地域のお店やイベント、地域活動を紹介することで、区民同士のつながりを育み、それが災害時の助け合いにつながる、その哲学が活動の根幹にあります。

動画が主流の今、なぜラジオなのかとよく聞かれます。確かにYouTubeも考えました。でも、ラジオには「顔出しNGの人でも参加できる」「声だけで伝えられる」という強みがあります。イベントや街頭でのインタビューでも、音声だけの方が気軽に参加してもらえるんです。
それに僕自身、学生時代から深夜ラジオのリスナーでした。だから自然と「ラジオ」という手段にたどり着いたんでしょうね。

今後の目標は、FMすぎなみをインターネットラジオ化し、最終的には放送免許を取得してFM波で配信することです。
そのためには、しっかりと事業として成り立たせなければなりません。放送だけに依存せず、音声制作の外注やPR支援、スポンサー獲得など、いろんな柱を立てて運営していきたいと考えています。
僕の中でFMすぎなみは、「地域に寄り添う」だけでなく、「地域をリードする」メディアでありたいんです。今、杉並区で何が起こっているのか、どんな課題があるのか、どうすれば良くなるのか──それを住民の目線で届けていきたい。
そしてラジオを通して、人と人、人と街がつながるきっかけになれば嬉しいです。災害時の情報発信はもちろん、普段の暮らしの中でも「耳からつながる杉並の輪」を広げていきたい。それが僕の想いであり、FMすぎなみの理念です。

ロゴについて
地域に密着しつつも、杉並をリードする、引っ張っていく情報発信基地を目指すという想いが込められています。
FMすぎなみは、地域に寄り添うだけでなく、地域を引っ張っていく存在でありたい
区政や議会の情報を中立的に発信する番組作りにも意欲的で、地域政治への関心を喚起したいという思いも強く持たれています。
菅沼さん担当 レギュラー番組
あなたと杉並をつなげたい
CONNECT (月・木)

今回はまいぷれ杉並区でも取り上げた代田橋ミスポンヌさんの取材に同行いたしました
取材先へは基本的には一人で行かれるとの事
和菓子処 すずくら(高円寺):あんこがとにかく絶品。よもぎ団子がおすすめです。
高円寺ラーメン タロー軒(高円寺):24時間営業のラーメン屋。お酒を飲む前は、まあまあですが、飲んだ後に食べると劇的に美味しい!
もがめ食堂(西荻窪):定食が最高。コスパ抜群でボリュームも満点。
ROOFTOP Sauna(西荻窪):外気浴ができる極上サウナ。リニューアルしてさらに快適になりました。
どれも杉並らしい、人の温もりを感じる場所です。街を歩いて、人と話して、耳を傾ける──そんな杉並の日常を、これからもFMすぎなみを通じて伝えていきたいと思います。
今回、特定非営利活動法人 日本児童文化教育研究所(通称・じゃんけんぽん)の川上代表のご尽力で、「まいぷれ杉並区」さんと協力関係を築いていけることになりました。本当にありがたく、心から嬉しく思っています。
同じ地域情報メディアとして、それぞれが得意とする方法で情報発信を続けながら、互いに補完し合える関係性を育てていきたいと思っています。
杉並には、素晴らしい活動や取り組みをされている方がたくさんいます。まだまだ伝えきれていない声がたくさんあって、まいぷれさんのネットワークや編集力と協力することで、もっと多くの方に杉並の魅力を届けられると信じています。
今後は、取材情報の共有や地域イベントの連動、クロスメディア的な発信など、さまざまな形で協力していけることを期待しています。
そして、まいぷれ杉並区さんをはじめとした区内外のローカルメディアとともに、いずれは「協議会」のような柔らかなネットワークを構築していきたいとも思っています。これは決して互いを縛り合うものではなく、あくまで自由で柔軟な形で、情報提供・取材協力・発信支援などを通じて助け合える関係性です。
杉並を想う仲間として、これからも一緒に歩んでいきたいですね。
【まいぷれ杉並区 編集後記】
「杉並に恋した男」と聞いて、ここまで言葉に真実味を宿す人がいるのか驚きました。
FMすぎなみプロジェクト代表・菅沼勇也さん。杉並区の空気、人、文化に心底惚れ込み、愛情と信念を持って地域ラジオという道を切り拓いてきたその情熱と行動力には、敬意を抱かずにはいられません。
杉並の地域力を“耳でつなぐ”という発想──ラジオという手段にこだわり抜き、民間発でここまで実直にメディア運営を貫いている姿は、地域情報発信に携わる私たちも刺激を受けました。
「地域に寄り添う」だけでなく「地域をリードする」。その言葉どおり、FMすぎなみはすでに、杉並の“いま”を知り、語り、つなぐ要(かなめ)として機能しています。彼の想いが込められたジングルが流れるたびに、「地域の声に、もっと耳を傾けよう」と背筋が伸びるような思いになります。
まいぷれ杉並区としても、同じ地域情報メディアとして、菅沼さんと力を合わせていける未来に大きな期待を寄せています。情報をただ届けるだけでなく、地域を元気にし、人と人をつなげる、そんな本質的な役割を、共に果たしていけたら嬉しい限りです。
杉並のことを、ここまで真剣に考え、実行に移し続けるひとりの若者に、心からの敬意とエールを。
FMすぎなみ、そして菅沼勇也さんのこれからの歩みに、私たちも変わらず伴走してまいります。
まいぷれ杉並区 編集部
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。