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杉並区で活躍している人を取り上げます

杉並区で活躍している人を紹介します。SUGINAMI コネクション 

★ダンススタジオ経営とダンススクールの講師 杉並を踊らせる男 ソニさん★

ソニズダンススタジオ ソニさん

 

都内で19室のレンタルスタジオを運営、ダンス歴40年のソニさん

東高円寺のスタジオにお邪魔して新しくスクールも始められるとの事でお話しをお聞きしました。

 

ソニズダンススタジオ東高円寺入口

東高円寺スタジオのこの看板はソニさんが書かれています

 


ダンスとの出会いは15歳

 

ダンスと出会ったのは15歳のときでした。大阪でテレビCMに映ったパントマイムを見て、「あ、面白いな」と思ったのがきっかけです。中学を卒業して高校に進学してからは、部活には入らず、毎日8時間以上、自分で独学でダンスを練習していました。

当時は今みたいにYouTubeもありませんでしたし、教材も教室もなかったんですよ。だから音楽番組を録画して、ミュージックビデオを繰り返し見て、一瞬の動きを覚えるように練習していました。

働きながらダンスを続けた20代

 

高校を卒業してからは、さすがにダンスだけでは食べていけなかったので、中華料理店に就職しました。とはいえ、ダンスへの情熱は少しも冷めることはありませんでした。むしろ、厨房でもホールでも、身体はいつでもリズムを刻んでいました。

出前の配達中には、なんとムーンウォークで歩いていました。交差点の信号待ちでも、つい肩を揺らしてリズムをとってしまい、通行人に「今の人、踊ってるよね?」と振り返られたことも一度や二度ではありません(笑)。まかないを運ぶときもターンを交えたり、軽くステップを踏んでみたり。まさに「ダンスと日常の融合」でした。

 

「仕事中くらい落ち着け!」と怒られそうですが、不思議と周囲もだんだん慣れてしまって、「あぁ、またやってるな」と笑って受け入れてくれていたんです。

10年近く、そんなふうに“踊る料理人”として働きながらも、心はいつもダンスとともにありました。今思えば、どんな環境でも踊らずにはいられなかった自分の原点のような時間でした。

 

それでも「やっぱり踊りたい」という想いは変わらなかったですね。30歳近くになって、東京移り住み、そこからショーダンサーや振付師としての活動を本格的に始めました。



 

杉並に住むようになってもう20年です。今ではここが第二のふるさとみたいな存在ですね

文通から始まった東京での挑戦

東京での活動のきっかけは、なんと!雑誌の文通コーナーでした。ダンスをやりたい仲間を募集していた人に手紙を書いたところ意気投合し、そこからショーダンサーや振付師としての活動を本格的に始めたんです。

その後は、渋谷や中野坂上のスタジオを借りてレッスンを行っていました。

そのうち「自分の場所を持ちたい」と思うようになって、杉並にスタジオを開設しました。最初は千葉から通っていたんですが、だんだん面倒になって(笑)

ソニズダンススタジオ 東高円寺

ソニズダンススタジオ 東高円寺

ソニズダンススタジオ 東高円寺

東高円寺スタジオ内で(水)(土)はスクール講師として生徒さんとダンスを踊っています

 

 

POPPINダンス

POPPINは、ロボットダンスを進化させた動きで音楽に合わせて体を弾き、滑らかな動きを取り入れた、魅力たっぷりのストリートダンスです。パントマイムのような動きやウェーブのような表現で、観る人を魅了するスタイルが特徴です!

 

自由に踊る喜びを、ダンス教室の今

 

現在も、杉並区内でスタジオ兼ダンススクールを運営しています。小さな部屋では3人、大きな部屋では30人まで対応できるようになっています。レッスンは週に2回、生徒さんは10代から50代まで幅広いです。「大汗かいてスッキリしたい」というフィットネス感覚の方もいれば、もっと本格的に学びたいという方もいます。

「目標は?」と聞かれることもありますが、特にこれといって決めてはいません。

ただ、皆さんが楽しく続けてくれればそれで十分です。僕ももう57歳なので、無理はせず、でも楽しく夢中になれる場所をこれからも作っていきたいと思っています。


 

ソニズダンススタジオ 方南町

ソニズダンススタジオ 方南町

ソニズダンススタジオ 方南町

ソニズダンススタジオ 南阿佐ヶ谷

ソニズダンススタジオ 南阿佐ヶ谷

ソニズダンススタジオ 南阿佐ヶ谷

レンタルスタジオ運営と地域への想い

僕のスタジオは、ダンス以外にも演劇や歌の練習、ミーティングなどにも使ってもらえるようにしています。全部で19部屋あって、一番大きい部屋には30人が入れます。24時間営業で、オートロックと監視カメラも整備しています。

料金もなるべく安くして、地域の皆さんが気軽に利用できるようにしています。正直なところ、儲けは考えていません(笑)。でも、リピーターさんが多くて嬉しいですね。それに、何よりも僕は杉並が本当に好きなんです。



 

AIを駆使したダンス指導

最近では、AIも積極的に活用しています。ChatGPTをはじめ、映像制作、音楽編集、口パク作成など、9種類くらいのAIツールを組み合わせて、YouTube動画やオリジナル音源を作っています。

AIとの会話はまるで友達みたいなものです。毎日話して、いろんなことを学んでいます。今はAIで作った音楽をレッスンに取り入れて、生徒さんたちと一緒に踊っているんですよ。

未来への希望と、杉並への愛着

 

これからは、地域で発表できる場所がもっと増えたら嬉しいですね。文化を分かち合えるような、そんな街になっていってほしいと思っています。

動画による発表会や、AIとの融合レッスンなど、新しい試みもどんどんやっていきたいです。日々進化するダンスの世界で、僕らしいスタイルを貫いて、これからも楽しくやっていけたらと思います。

杉並の皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします!

編集後記

ソニさんの踊る人生から、杉並の未来を感じて


20年以上にわたって杉並で活動を続けてこられたソニさん。その語り口は穏やかで、決して派手ではありませんが、芯のある「踊ることへの愛情」と「人と場所を大切にする姿勢」がひしひしと伝わってきました。

かつて大阪でたった一つのパントマイムに心を動かされ、映像教材もない中でひたすらに身体で学んだ若き日々。そして、東京に渡り、自らの足で人と場所を開拓していったエピソードには、独学で道を切り拓いてきた者だけが持つ誇りと、優しさが感じられます。

 

AIという最先端のツールも柔軟に取り入れ、ChatGPTをはじめ、映像や音楽、ビジュアル制作を駆使した発表スタイルは、まさに令和のダンススタジオの姿だと感じました。

「目標はないけど、楽しく続けられればいい」と語るソニさんの姿勢は、数字や成果に追われがちな現代において、とても大切なメッセージを投げかけているようです。無理せず、でも情熱は絶やさず。そんな生き方が、この街のリズムを支えているのかもしれません。

これからも杉並の片隅で、音楽と共に息づくソニさんのスタジオが、多くの人々の心を動かし続けることを願っています。

まいぷれ杉並区編集部

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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