無言劇からバイリンガル司会まで 国内外にサプライズと幸せを運ぶ 天衣無縫のコメディエンヌ

杉並区で活躍している人を取り上げます
★小心ズ主宰「ヤノミ」さん★

大分県出身
杉並区在住。井の頭線沿いに引っ越して近隣をいろいろ模索中
子どもの頃から人を笑わせることが好きだと笑顔で話すヤノミさん。コメディ、フィジカルシアター、そして人形劇と、多彩な表現の世界で活動しています。
幼少期から人を笑わせるのが大好きで、学校では先生のモノマネをするなど、周囲を楽しませていました。一方で学生時代はスポーツに夢中で、水泳やバスケットボール、レーシングカヌーに励みました。特にカヌーでは国体にも出場しました。
本格的に演劇の道に進んだのは大学時代で、東京の「流山児★事務所」という劇団に入り、6年間学びました。海外公演の多い劇団だったので、独学で英語のスキルも磨きながら、演劇の幅を広げていきました。
実は、最初から演劇をやろうと決めていたわけではなく、ずっと「人前で何かをすること」が好きだったんです。大学では、ようやく「やりたいことをやるぞ!」と思い、演劇に飛び込みました。
劇団での経験を経て、「言葉を使わずに表現すること」に興味を持ちました。その結果、無言劇やフィジカルコメディの世界に魅了され、言葉に頼らないスタイルを模索するようになりました。
2005年結成
劇団を辞めた後、言葉を使わない無言劇を試す機会がありました。最初の舞台は、下北沢の小さなバーでした。外国人のお客さんが多かったため、言葉に頼らずに伝わる表現として、無言劇やフィジカルコメディを取り入れました。
その後、カナダの「モントリオール・フリンジフェスティバル」など世界各地の演劇祭に参加し、アメリカ、カナダ、シンガポール、台湾、東ヨーロッパなど、29都市で公演を行いました。
言葉や文化の壁を超え、多くの観客に楽しんでいただけました。
さらに、人形劇にも挑戦し、2019年には最初の作品を制作。2024年には『Happy Go Lucky』で杉並演劇祭の大賞を受賞し、カナダ公演でも成功を収めました。
今後も、日本の素晴らしいアーティストを海外へ、そして海外の素晴らしいアーティストを日本へ紹介し、ボーダーレスな表現の可能性を広げていきたいと考えています。

「ふざけたマネ」 2025年3⽉28⽇(⾦)~30⽇(⽇) ザムザ阿佐⾕での公演を控えてお聞きしました

『ふざけたマネ』は、小心ズの新作で、フィジカルコメディ、人形劇、オブジェクトシアターの要素を融合させた作品です。ふざけることをテーマに、大人も子どもも一緒に楽しめる内容になっています。
演じる側も存分にふざけ、お客さんにもリラックスして笑ってもらうことを目的としています。一般的に、大人になるとふざける機会が減ってしまいますが、ふざけることは大切な心のリフレッシュです。ぜひ、気軽な気持ちで楽しんでいただければと思います。
今後はさらに海外での活動を広げつつ、日本国内でも新しい作品を発表していきたいです。また、子ども向けのワークショップや、演劇を通じた国際交流の機会を増やしたいと考えています。演劇やコメディは言葉の壁を超えて人とつながる素晴らしい手段なので、それを活かして、より多くの人と共有できる場を作りたいですね!
高円寺が大好きです。演劇や音楽、アートにあふれた街で、個性的なライブハウスや劇場、古着屋さんがたくさんあります。また、イベントも多く、文化的な刺激がたくさん受けられる場所ですね。
高円寺の「Cafe & Bar SWAMP 」と「66BAR」は特にお気に入りです。「SWAMP 」はニューオーリンズで長年にわたって音楽活動をしてきたオーナーが経営するカフェバーで、アートや音楽が好きな人が集まる楽しい場所です。
「66BAR」は焼き鳥が絶品で、落ち着いた雰囲気のカウンターバー。どちらも素敵なお店なので、ぜひ行ってみてください。
杉並区は文化や芸術を大切にしているという印象です。さらに多様なアーティストが活動できる場が増えるといいなと思います。特に、経済的な理由で文化体験が限られる子どもたちにも、もっと演劇やアートに触れる機会があると素晴らしいですね。
杉並区には素晴らしい文化やイベントがたくさんありますが、まだ知られていないものも多いと思います。まいぷれ杉並区が、そういった活動や場所をもっと広く紹介し、地域の人たちとつなぐ役割を果たしてくれたら嬉しいです。特に、子ども向けの文化体験や、アーティスト同士が交流できる場の情報や発信などもサイト内で見ることが出来たらいいですね。

全ての子どもたちに芸術に触れてもらう機会を多く作っていきたい

於:杉並区高井戸地域区民センター
編集後記
ヤノミさんの持つエネルギーと行動力に感銘を受けました。国境を越えて挑戦し続けるその姿勢は、アーティストという枠を超え、一つの生き方として強く心に響きます。
また、子どもたちへの思いや、文化の可能性を広げるための活動は、多くの人にとって希望となるのではないでしょうか。私たちまいぷれ杉並区編集部としても、彼女のような素晴らしい活動をもっと多くの方に知っていただけるよう、これからも応援していきたいと思います。沢山の方の笑顔が見られる作品を楽しみにしています。
ヤノミさん、素敵なお話をありがとうございました!
まいぷれ杉並区編集部
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